厚生労働省は8日、インフルエンザが流行シーズンに入ったと発表した。令和6年第44週(10月28日~11月3日)の感染症発生動向調査によると、全国5000の定点医療機関からの報告数は5127人で、1医療機関当たりの患者の報告数は1.04となった。目安として1医療機関当たりの報告数が1.00を超えると流行時期に入ったとされている。また前の週の報告数は4298人で、今週は先週と比べて829人増加した。
患者数が最も多く報告されたのは沖縄県で596人、次いで千葉県400人、神奈川県392人、東京都386人となっている。また1医療機関あたりの患者報告数を都道府県別にみると、最も高い値は沖縄県で10.64、次いで、静岡県2.09、千葉県2.00となっている。
また報告数が最も多かった沖縄県によると、44週の報告数596人の内、5~9歳が121人と最も多く、次いで10~14歳が110人、1~4歳が107人となっており、若い年齢での感染者が多くなっているようだ。
厚生労働省はインフルエンザの感染対策として、「手洗い」やマスクの着用したり、これらの感染症を他人に感染させないために、咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチなど、口や鼻をおさえることが有効だとした。また高齢者や基礎疾患をもつ人が感染すると、重症化するリスクが高まる。高齢者の方と会うときや通院、大人数で集まったりするときはマスクの着用を含めた感染症対策の協力を呼びかけている。
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