2021年以降、中国では22校のインターナショナルスクールが閉校。原因は出生数の減少、経済低迷、家庭の教育費負担費の減少と分析されている。習近平の専制的教育も原因の一つ?
最近、中国では北京市にある有名なインターナショナルスクール(「芳草外国語学校」)の倒産が話題になっている。
中国メディアによれば、学校へ電話しても誰も出ず、生徒はすでに転校している。
また、現地の仲裁委員会は、同校に対して、何度も「仲裁通知」を出しており、給料を払ってほしいという人が続出しているという。
関連話題については、「教師たちが言うには、給料も払えないほど経営が破綻していたのか? あれだけ高い授業料とっていたのに?」といった、倒産したことを解せないとするコメントも寄せられている。
なお、この学校の小学校の部では年間授業料は10万元(約215万円)だ。
近年、中国では有名なインターナショナルスクールの倒産が相次いでいる。
中国のインターナショナルスクールの情報を提供する「育路国際学校網」による統計では、2021年以降、歴史ある名門校や莫大な資金が投じられた有名校を含む、22校が倒産している。
倒産原因について、香港紙「星島日報」は業界関係者の話を引用して報じたところによれば、出生数の急速な減少、入学者不足などとなっているという。経済低迷が続くなか、所得減少により今までのように高価な教育費を支払えなくなる家庭が増えているのだ。
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