米国のトランプ次期大統領は17日、通信・放送分野の規制機関である米連邦通信委員会(FCC)の委員長にブレンダン・カー氏を起用すると発表した。カー氏は「GAFAM」をはじめとする大手IT企業批判の急先鋒として知られる。
トランプ氏は声明で、カー氏について「米国人の自由を抑圧し、経済を停滞させてきた規制当局と戦ってきた」と評価した。
カー氏は、X(旧ツイッター)に「FCCの委員長を務めさせていただくことを光栄に思う」「我々は検閲カルテルを解体し、米国人の言論の自由を回復しなければならない」と投稿した。
カー氏はFCCの共和党トップを務めており通信業界の規制や政策に関与し、特に通信の安全性やネットワークの保護に注力している。トランプ前政権とバイデン政権の双方から、FCCの委員に指名されている。
2022年6月には、TikTokが米国ユーザーのデータを中国からアクセス可能にしているとの報道を受け、AppleとGoogleに対し、アプリストアからTikTokを削除するよう要請していた。
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