社会報復を目的とした無差別殺傷事件が相次ぐ中国では、犬などの動物も「社会報復」の標的にしたのか、毒を盛られて大量死する事態が起きている。
広東省広州市から、「飼い犬が毒殺された」とする訴えがSNSに殺到している。
ある飼い主によると、8日午前、飼い犬を地元の公園「荔湾区周門石桂里広場」芝生の上で遊ばせた後、嘔吐をし始め、それから興奮状態になり、失禁までし始めた。病院連れて行くと「中毒」と言われ、そのまま亡くなったという。同じ日に少なくとも4匹の犬と1匹の猫も同様に中毒死している、いずれも同じ芝生で遊んでいたという。
16日、広東省ペット産業協会は公式SNSに「初歩的な統計ではあるが、11月8日前後、広州市内の複数区において、40匹を超えるペット犬が、中毒の疑いで死亡した」と公表している。
同協会の職員は、中国メディアの取材に対し、犬の毒殺事件が広範囲で起きていることから、「組織的かつ計画的な犯罪」の疑いがあると話している。
実際、広州市に限らず、仏山市や東莞市、珠海市など広東省内各地で犬の毒殺事件が発生しているという。
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