17日、華人圏のSNSにゾッとする動画が拡散された。
撮影場所は、湖南省株洲市を流れる河「湘江」で、そこには「荷塘区」や「Ⅰ型(不活化)」などのラベルが貼られた大量のウイルスサンプル収集用の試験管が発見されたという。
「河の水がウィルスによって汚染されたのではないか」と地元民はパニックになった。
世論の注目を受け、株洲市疾病対策予防センター(CDC)と現地の衛生管理当局は18日、「河畔から試験管45本を収集したが、すべて未使用のものであり、損傷はなくウイルスも検出されなかった」と公表した。しかし、世論はこれには懐疑的である。
ウイルス学と感染症の専門家でエポックタイムズのシニアメディカルコラムニストでもある董宇紅博士も、「未使用の試験管がなぜ捨てられるのか?」と疑問を呈しており、「発見された試験管が無破損などというのは当局が国民を安心させるための嘘ではないか」と考えている。
「一般的に『Ⅰ型の不活化』のサンプル収集用の試験管は新型コロナウイルスやインフルエンザなどに使用する。もしそれが使用済みのもので、なおかつ河に捨てられたのならば河全体が汚染されるといった深刻な結果を引き起こしかねない」と董博士は指摘した。
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