【閲覧注意】本記事には、残虐な映像や画像があります。ご注意ください。
19日、広東省広州市の街中で、ナイフを持った白髪の老人が警察によって射殺される事件が起きた。
その一部始終は市民によって撮影され、SNSにも流れた。動画の中の白髪の老人はナイフを持ち、複数の警察と対峙していた。老人が警察の1人に近づくと、警察は連続して3回も銃を発射した。
発砲の後、現場では警戒線が張られたが、老人の命を救おうとする動きは見られなかった。
なぜ老人がナイフを持って警察と対峙したのかについては不明で、老人が警察と対峙する前に、他の市民を傷つけたとする情報もいまのところない。
この事件に関する現地当局の発表も、3日経った22日時点でも、まだ出ていない。
(発砲の様子など)
中国各地で、社会報復をはじめとする各種凶悪事件が頻発していることも警察発砲の背景にあると考えられるが、ネット上では、「それにしても、発砲しなければならなかったのか」といった警察の過度な法執行を、疑問視する声が多く上がっている。
「ナイフを振り回す老人などは、盾と指叉(さすまた)で十分に制圧できるだろう、なぜ射殺する?」
「アメリカだってまずはスタンガンだ、いきなり銃殺とは」
香港紙「明報」(20日付)は、19日に広州で精神病と思われるナイフを振り回す老人が警察に射殺されたと報じている。中国共産党当局は警察に対し、「極端案件に対しては、果敢に処理すようよう求めている」という。
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