今月21日、22日と、広東省潮州市の商店や工場がほとんど「休み」に入り、23日からは同省の汕頭市でも同様な「休み」に入った。休みの理由は、当局による消防検査と、それに伴う多額な罰金から逃げるためとされている。
これに先立ち、現地当局は国務院(日本の内閣に相当する)による消防安全の抜き打ち検査の実施と、不合格企業に対する生産停止命令および5万元(約106万円)の罰金の処分を告知する通達を出していた。
(一夜にして『ゴースト・タウン』となった広東省潮州市や汕頭市)
ネット上では現地の商店や工場の各種奇抜な「休み理由」を述べた貼り紙が話題になっている。
「お化けが怖いので1日休みます」
「オーナーがイライラしてるから休みます」
「お茶を盗まれたから休みます」
「豚足を盗まれたから1日休みます」
「失恋したから1日休みます」
「なんか疲れちゃったから休む」
「多大なプレッシャーなため 休む」
「じいじいを病院に連れていくから営業中止」
「用事あるから休む」
「妻とケンカしたから1日休みます」
「妻とまだ仲直りできていないから、もう1日休む」
「気候変動のため、工場全体3日間お休み」
町の商店や工場のみならず、露店商でさえもSNSのグループチャットに「ここ数日間休業する」と通知をしている。
この事態に世論は同情的である。
「商店や工場が休むのは、なにも消防検査を避けているのではない。当局による『検査』を名目として強奪から逃げているのさ。奇抜な休み理由がそれを語っている」
ネット上では暗い理由が少なく「目利き」な指摘も少なくない。
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