閲覧注意】本記事には、残虐な映像や画像があります。ご注意ください。
中国甘粛省蘭州市で26日、またも「暴走車」事件が起きた。
暴走車は路肩から発進し信号を渡っていた市民を迂回した後、突然左方に向きを変え、加速して、そのまま交差点を渡る別の歩行者2人をはねた。その後、スピードを上げて走り去った。
別の動画では、同じ車がある交差点で曲がる時、交差点を渡っていた市民3人をはねている。その後、同じように停車することなく、スピードを上げて走り去っている。
これら事件発生の瞬間を捉えたドライブレコーダー映像を見たユーザーのなかには、「わざとやった」「社会報復だ」と言う声も上がっている。
(事件発生当時の様子)
いっぽう、この「事件」について現地当局は事故とも事件とも言わず、また動機についても言及せずに簡潔な通報を出しているだけだ。そこには、容疑者を逮捕したことや、負傷者が病院に送られたこと、この件が調査中であることだけを淡々と述べている。
近ごろあまりに類似事件が頻発しているため、「またか」と誰もが嘆いている。
つい先日も、珠海市では暴走事件が発生し、35人が死亡した事件の余韻もまだ冷めやらぬまま、中国のどこかで事件は発生し続けている。
13日の中国外務省の会見では、「外国人の死傷者はいない」と説明したうえで、「中国は世界で最も安全で刑事犯罪率が最も低い国のひとつだ」と発言し、ネット上で失笑を買った。
習近平が地方政府に対し、「“極端な事件”の発生を防止する」よう異例の指示を出してはいるものの、こうした事件が止まる様子は今のところ見られないようだ。
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