「200元(約4200円)もする白がゆ」の話題が中国SNSのトレンド入りした。
問題の白がゆは、上海のあるレストランのメニューで、「2-3人分で100元、4-6人で200元」の値段設定となっている。メニューの写真には白粥と漬物だけだ。
なお、同レストランの看板メニューの海鮮粥の場合2人分で199元だ。
「たかが白がゆ、なんでこんなに高いのか?」
世論の怒り(?)を受けて、中国メディアが、このレストランの店長を取材したところ、「うちの白がゆは東北産の有機米やエビアン (ミネラルウォーター)を使用しており、注文を受けてから作る(冷凍でも作り置きでもない)からだ」という。
「食べたくないなら選ばなければいいだけの話だ」「高いと言っている人はうちの店の究極の客ではない、うちのお客さんは深夜でも電話してきて白がゆを作ってほしいと頼んでくるのだ」と同店長は強気である。
この「白がゆ事件」をめぐり、ネット上では「白がゆ1つで私の2週間分の生活費が飛ぶ」「私にはそのお粥を食べるお金もない」とする嘆きの声。
「どんな値段に設定しようが店側の自由だろう、なんでこんなくだらない話題がトレンド入りしてるのか?」とする冷ややかな声も多い。
中国SNSの「トレンド」は、操作されたものであるのが常識である。どんなに悲惨な自然災害や社会報復事件が起きようとも、当局にとって「話題になってほしくない」というニュースは、たとえどんなに投稿があり注目度が高くても、トレンド入りするどころか、関連情報はことごとく封殺されるのだ。
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