アメリカの次期大統領トランプ氏は26日、ジム・オニール氏を保健福祉省(HHS)の副長官に指名することを発表した。オニール氏は投資家で、トランプ氏の支持者である他、億万長者ピーター・ティール氏の親しい助手でもある。
26日、トランプ氏は自身が設立したソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」(Truth Social)で、「私はジム・オニールを保健福祉省の副長官に指名できることを嬉しく思う。ケネディ(ロバート・F・ケネディ・ジュニア)氏と共に働き、すべての業務を監督し、管理や透明性、責任を改善することで、アメリカを再び健康な国にするだろう」と述べた。
トランプ氏は声明の中で、オニール氏とケネディ氏が「協力して、すべてのアメリカ人、特に私たちの宝である子供たちが健康で長生きできるようにし、アメリカを再び偉大で健康な国にする」と述べた。
オニール氏はティール財団の元CEO(最高経営責任者)である。トランプ氏は2016年に初めて大統領に選出された後、オニール氏をアメリカ食品医薬品局の局長に任命することを検討していた。オニール氏はシリコンバレーとの広範なつながりを持ち、ジョージ・W・ブッシュ政権(2001~09年)の際にはアメリカ保健福祉省の首席補佐副長官を務めていた。
トランプ氏は26日の声明で、オニール氏が老年性痴呆症、がん、心臓病などの疾患に対して、再生医療の解決策の研究開発をリードしたことについて触れた。
最近数週間、オニール氏はソーシャルメディアXに投稿し、ケネディ氏の「アメリカを再び健康に」(Make America Healthy Again)というスローガンへの支持を表明した。
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