広東省湛江市(たんこうし)にある「承梧村(しょうごむら)」では「巻貝の養殖」が村民の主要な収入源である。しかし、現地政府はこれを禁じる政策を打ち出したがために、村民たちは9月末から抗議しており、その闘いは今も続いている。
10月15日には、こっそり村に乗り込んで抗議する村民(1人)を逮捕した警察とそのパトカーを他の村民が包囲して丸1日取り囲む「事件」が起きている。
結局、警察が最終的「負け」を認め、逮捕した村民を解放し、「命からがら」村から脱出した。
いっぽう、警察の手から逮捕された仲間を救出した村民たちは、祖先を祭った祠堂で、勝利の爆竹を鳴らして大々的に祝った。
(村に入った警察とパトカーを包囲する中国広東省「承梧村」 2024年10月15日)
それが今月、抗議する村民を鎮圧すべく、またしても警察らが村へ乗り込んできた。
今度は完全武装だが、村民たちは怯むことなく、横一列に広がる警察隊を相手に、バケツやホースなどを使って水をまいて応戦(?)している勇姿を捉えた動画がSNSに投稿され、「勇敢だ!」といった支持と拍手喝采の声がネットに広がっている。
現地民によると、村では村民総出で対抗しているだけでなく、他所へ出稼ぎに村を出た若者まで、呼び戻しているのだという。
(警察隊相手に「水」で応戦する承梧村の村民たち)
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