シリアのアサド独裁政権は、反体制派が進撃を開始してからわずか10日余りで崩壊し、その急すぎる、あっけない崩壊劇は世界の意表を突くものだった。
アサド独裁政権を習近平独裁政権と重ねる華人も多く、「次は中国だ」「いよいよだ」といった期待の声が高まっている。
厳しい検閲が敷かれる中国のネット上でも、そのような期待と共に、隠語などを使用した「打倒共産党」の呼びかけが広まっている。
中国語で「動手(どん・そう)は行動に移す」の意味だ。しかし、これではあまりに直接的過ぎるため、検閲に引っかかる可能性が大である。
そこで、ネットユーザーらは「動(どん)」の同音字の「凍/冻(どん)」を代わりに使用し、「手が凍える」が本来の意である「凍手」や「天冷(寒い)」などが「動手(行動に移す、やる)」ことの代わりに使用され、暗黙の合言葉になっている。
シリア政権崩壊の関連ニュースには「やる準備できたか?(你們準備凍手了嗎?)」とする問いかけコメントには「準備できた(凍手)」、「創業(革命おこす)」、「河南省(複数の銀行で預金凍結事件)はすでに心を決めている。こちらはやるぞ!」といった返事が多く寄せられている。
また、中国のネットでは、中国共産党(中共)の暴政と権力者を名指しせずに批判する「古文形式」の文章や動画が拡散されるなど(後に封殺に遭った)、反共の民意は高まっている。
中国経済の大不況やこれまでの理不尽な政治的圧力によって、不満や邪気が渦巻く中国では、社会に対する報復を目的とした無差別殺傷事件が相次いでいる。
中国をいまの地獄にしたのは、中共と気づく国民も増え、中国各地で「打倒共産党」を呼びかける手書きの反共ビラが、あちこちに張られるようになった。
【中国のネットで封殺された「古文形式」による共産党への糾弾動画と動画のセリフ(下記)】
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