中国の失業が深刻化 改革無く希望も無い失業者 

2024/12/12
更新: 2024/12/12

まず、中国の最新情報を見てみよう。公開されたデータによると、2024年の中国の大学卒業生数は1179万人に達し、過去最高を記録した。その中で、コンピュータ専攻の卒業生数は急増し、70万人に近づいている。プログラマー陳芳さん(仮名)は、今年、卒業したほとんどの大学生は、その後に失業し、コンピュータ専攻の就職基準も上昇しているため、多くは、就職が難しいと述べている。

湖南省のプログラマー陳芳さんは、「コンピュータ業界の状況は楽観的ではなく、仕事が見つからないのだ。ポジション雇用需要は減少し、リストラも頻繁に発生している。現在の入社条件は高く、基本的に3〜4年の実務経験が必要で、新卒者でも実際のプロジェクト経験を持っていることが要求される。秋の採用で仕事が見つからなければ、社会での採用機会はさらに厳しくなるだろう」と語っている。

30歳を過ぎた張怡さん(仮名)は、貧しい農村家庭に生まれ、有名な大学を卒業し修士号を持ち、大手企業で数年間プロダクトマネージャーとして働いていた。しかし、今年は妊娠・出産のためにリストラされ、現在は起業を考えているものの、道が見つからず苦しんでいる。

浙江省の張怡さん(仮名)は次のように述べている。

「私の家族の中で、私は初めての大学生であり、初めての大学院生だ。家族の希望とされている。父が私の失業を知ったとき、最初は数日間落ち込んでいた。私は父を慰め、『心配しないで、私は食べることや着ることに困ることはないから』と伝えた。今、父は他の人に私の失業を隠して、私が働いていると言っている。失業というのは、他人に知られたくないことなのか?」

25歳の劉俊さん(仮名)は、以前クリニックで働いていたが、最近給与が支払われず辞職した。彼の部門は、待遇が悪く、数年間貯金ができず、未来に不安を感じて転職を考えたのだ。

広西省の失業青年、劉俊さんは次のように語っている。
「私は中医リハビリ治療を学び、クリニックで数年働いた。しかし、小さなクリニックの経営は、今では人々が大病院に行くため厳しくなっている。私たちの業界では、他の業界のように、経験を積んでから給与交渉の話をすることができない。入社した時、基本給は3千元から始まる」

別の失業青年、李翔さん(仮名)は、現在広州の橋の下に住んでおり、制度が改革されなければ若者には希望がないと考えている。

広州の失業青年、李翔さんはこう述べている。
「ここでは、数百から数千人が仕事を見つけられず、橋の下に住んでいる。失業者や借金を抱える人、食べ物がない人もいる。うつ病や離婚している人もいる。18~20歳の女の子も少なくない。ここには蚊やネズミ、ゴキブリがいて、寒くても服はない。働いても給料は3千元位で、家賃は1千元以上かかる。橋の下に住むことで毎月1千元を節約できるため、多くの配達員も橋の下に住んでいる」