日本の故安倍晋三元首相の妻、昭恵さんがアメリカの次期大統領ドナルド・トランプ夫妻と会談した後、12月17日夜に日本に帰国した。この訪米について、日本の市民からは感謝の声が多く寄せられている。
トランプ氏と石破首相への贈り物
トランプ氏は昭恵さんを通じて、石破茂首相に書籍などの贈り物を届けたことを明らかにした。12月17日に行われた記者会見で、トランプ氏は「石破首相とぜひ会いたい。昭恵さんを通じて贈り物を渡した」と述べ、大統領就任前の会談実現についても「彼らが望むならば実現するだろう」と語った。
19日、石破茂首相とアメリカのトランプ次期大統領との会談について、1月中旬にアメリカで行えないかトランプ氏側から打診があったと複数のメディアが報じた。
訪米の背景
昭恵さんの訪米は、トランプ氏の当選後に石破首相との電話会談が5分間で終わり、求めていた直接会談が実現しなかったことが背景にあるとされる。トランプ氏と安倍元首相の間には深い友情があり、2016年11月の初会談が日米関係強化の基盤となった。今回の会談は、政府ルートを通さず、両者の直接的なやりとりによって実現した。
19日、会談について、1月中旬にアメリカで行えないかトランプ氏側から打診があったと複数のメディアが報じた。
昭恵さんの訪米は、トランプ氏の当選後に石破首相とトランプ氏の電話会談がわずか5分間にとどまったことや、石破首相が求めていた直接会談が実現しなかったことが背景にあるとされる。
マー・ア・ラゴでの夕食会
現地時間15日、トランプ夫妻は私邸マー・ア・ラゴで昭恵さんを招き、夕食会を開いた。トランプ氏は、「昭恵さんは私の妻メラニアと非常に親しい関係にあり、彼女がメラニアの本を大変気に入っていると聞いている。私自身も元首相安倍とは非常に親しい関係だった。彼は素晴らしい人物だった。昭恵さんが私に夕食をお願いしたので、晋三への敬意を込めて招待を受け入れた」と語った。
トランプ氏の妻、メラニア夫人は自身のSNSに、トランプ氏と昭恵さんとの3人で並んだ写真を投稿し、「再び安倍昭恵さんをマー・ア・ラゴにお招きでき光栄でした。皆で安倍元首相を偲び、輝かしい彼の功績を讃えました」とコメントした。
トランプ氏と安倍元首相の間には深い私的な友情があった。報道によると、2016年11月8日にトランプ氏が初めて大統領選挙で勝利した後、安倍氏は同月17日にニューヨークのトランプタワーを訪問し、トランプ氏と最初に会談した外国の首脳となった。これが日米関係の基盤強化につながったという。2022年7月8日に安倍氏が暗殺された後も、トランプ氏は昭恵さんとの親密な関係を維持してきた。会食は政府ルートを通さず、2人の直接のやりとりによって設定されたという。
帰国後、昭恵さんは自身のXアカウントで、「大統領就任後はなかなかお会いすることもできないと思ったので、できれば一言お礼とお祝いを言うためにお会いしたいとお願いしたところ夕食会にお招きいただきました。本当に暖かいお二人とお話できて、きっと主人も喜んでくれているはず…ありがとうございました!」と投稿した。
専門家の評価
昭恵さんとトランプ夫妻の会談について、岩屋毅外相は18日の衆議院外交委員会で、「昭恵夫人は、日米関係という意味で極めて重要な個人的な関係を有しておられる方で、今回、旧交を温められたのは大変好ましく歓迎すべきことだ。日米両国の関係が、公的であれ、私的であれ、民間レベルであれ、さまざまな形で深まることは大変好ましい」と評価した。
外交評論家の山上信吾氏は夕刊フジに、「日本の歴代首相で、安倍氏のようにアメリカ大統領と強固な信頼関係を築き上げた人物は限られている。今回の招待は、安倍、トランプ両夫妻の地道な努力による交流が実ったかたちで素晴らしいことだ」と語った。
大阪のある起業家である大杉氏は大紀元に応じ、「本当に素晴らしいことだと思います。トランプ氏と安倍夫人の関係は非常に個人的なものです。現在、トランプ氏も昭恵さんも一般人で、彼らの親密な関係についてとやかく言う権利は誰にもないと思います」と語った。
SNSでの市民の反応
多くの日本の市民もSNSで昭恵さんへの感謝を表明した。
「昭恵さんの訪米が日米関係をさらに強固にしてくれることを願います」
「お帰りなさい。トランプ夫妻のお心遣いが、私たちにとっても、とても嬉しく思いました」
「昭恵さんがトランプ大統領とメラニア夫人と無事に再会されたことを嬉しく思います。メラニア夫人の投稿で写真を拝見し、とても温かい時間を過ごされたのだと感じました。素晴らしい経験をありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています」
「お帰りなさい。安倍晋三元首相もきっと喜ばれていることでしょう。日本国民として、昭恵さんがトランプ夫妻と親しい関係を続けてくださることに感謝しています」
「トランプ氏が再び当選したことを心から祝福します。このディナーはそれ以上に温かい瞬間だったと思います。お互いの友情、そして日米の絆に感謝します」
「今回の訪米、本当にお疲れ様でした。トランプ次期大統領とディナーを共にされたことは、日本国民にとっても喜ばしいことです。長旅でお疲れかと思いますが、どうぞごゆっくりお休みください」
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