神韻公演が古都・京都で開幕 芸術家から住職まで…世界最高峰の舞台に各界から絶賛の声

2024/12/31
更新: 2025/01/01

12月30日、日本を巡回公演中の神韻芸術団は、京都府にあるロームシアター京都のメインホールでの公演初日を迎えた。世界最高峰の中国古典舞踊を届ける夢の舞台に、劇場から賞賛の声が届いた。

2025年の世界巡回ツアーで神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届ける。

今後日本では、京都や兵庫、埼玉、東京、大阪などで公演を行う予定。神韻2025日本公演のチケットはホットライン(0120-91-8487、午前10時〜午後5時)のほか、公式ホームページからも購入することができる。

「水袖が空を舞うよう」住職が絶賛

30日、住職の松尾義康さんは神韻の公演をロームシアター京都のメインホールで鑑賞した。(藤野偉/大紀元)

この日神韻の公演を鑑賞した、住職の松尾義康さんは「腕のこなしと水袖は空を舞うようで良かったです」と絶賛した。

神韻アーティストの舞踊を「柔らかさがあり、鳥のような身体で、皇帝の前で踊っていた舞踊のよう」だったと表現した。

神韻芸術団による舞踊「水袖」(ShenYun Performing Arts)

「喜びというのは体全体で表現した場合、飛んだり跳ねたり空を舞うというような感じになるんですね。それが面白かったです」と語った。

神韻公演は、古典舞踊や舞踊劇、歌曲の独唱、中国楽器の独奏など、約20の短い演目からなる。

30日、半導体企業で管理職を務める野原知徳さんは神韻の公演をロームシアター京都のメインホールで鑑賞した。(藤野偉/大紀元)

半導体企業で管理職を務める野原知徳さんは、好きな演目は『西遊記』をモチーフにした舞踊劇だと語り、「子供の頃から慣れ親しんだ物語なので、印象深かったのはやっぱり豬八戒、非常にコミカルで面白かった」との感想を述べた。

「指先の足の先まで体感がすごいしっかりしてますよね。ポーズを決めた時、足が垂直に上がっているが、微動だにしてない」「やっぱりトレーニングの賜物だなというふうに感じましたね」と、神韻の舞踊レベルを賞賛していた。

古代中国の音楽には「治癒」の効果があり、漢字の「薬」は「音樂」の「樂」に由来するとされる。中国の楽器・二胡の独奏についても、「二胡の音ってすごい良いんですよね。人の声の周波数に似てるというか、安心感がある」「心地いい音楽ですよね」と語った。

神韻公演では、ステージ後方のデジタル背景幕が映し出す美しい光景が舞踊を引き立てる。「あれすごかったですね。実際の人の動きと後ろの動きがシンクロしていて、どうやってタイミングを合わせているのかなってすごい不思議に思いました」と、演出の妙を讃えた。

最後に、「非常に感動するので、是非見に来てください」と呼びかけた。

「すごく勉強になった」舞踊教師が感嘆

30日、舞踊教師の林邦彥さんは神韻の公演をロームシアター京都のメインホールで鑑賞した。(肖蕾/大紀元)

「男性はやっぱりダイナミック、迫力のある動き。女性はしなやかな動き、指先や足先の隅々まで意識、心気が行き届いてて素晴らしいなと思います」と、舞踊教師の林邦彥さんは感嘆した。

林さんは、神韻の公演を鑑賞して学ぶところがあったという。「やっぱり振り付けの構成もそうだし、動き方もすごい勉強になりましたし、今後役立てたいなと思います」と述べ、神韻アーティストと舞踊をやってみたいとも語った。

舞踊劇の演目には、両親への孝行や皇帝への忠義、善の報いなど、古来の美徳を伝える物語がある。林さんは、モラル・道徳心をずっと人間は持っていかないとおかしくなるというか壊れてしまうんじゃないかと常々思ってます。なので、やっぱり美徳・モラルは持ち続けていきたいと思います」と、演目の内容に共感を示した。

親孝行する娘(神韻芸術団提供)
30日、港埠頭会社の監査役を務める田丸真章さんは神韻の公演をロームシアター京都のメインホールで鑑賞した。(藤野偉/大紀元)

港埠頭会社の監査役を務める田丸真章さんは、舞台上の演舞とデジタル背景幕の映像がシンクロする仕掛けに感激の声を上げていた。

「今日一番最初にびっくりしたのは、背景幕と舞台のシンクロ。背景幕から人が出てくるようで、あれどうなってるのかなと思った。あれは私にとって初めて見ましたね。なかなか普段見ないパフォーマンス。すごくあれは感心しました」

「皆さんステージでニコニコしながらされていましたので、なかなか演技するのは楽しいんじゃないかと思いました」と田丸さんは語った。

「日々の努力感じる」「センス並外れている」賞賛の声続々

30日、影像・音響・情報通信システム設計施工会社で重役を務める澤田和重さんは神韻の公演をロームシアター京都のメインホールで鑑賞した。(藤野偉/大紀元)
30日、澤田和重さんの妻・澤田恭子さんは神韻の公演をロームシアター京都のメインホールで鑑賞した。(藤野偉/大紀元)

影像・音響・情報通信システム設計施工会社で重役を務める澤田和重さんは、夫婦で神韻の公演を鑑賞した。公演のレベルについて「すごい高いと思います」と述べた。

澤田和重さんは、卓越した舞踊について「綺麗、華やか」「すごく練習されている」と絶賛。続けて、澤田さんの妻・澤田恭子さんも「日々小さなことから積み重ねて努力されてるんだろうなと感じた」と述べた。

神韻公演では、西洋と東洋の楽器を融合したオーケストラの生演奏が舞踊を引き立てる。公演の見どころの一つだ。「音も美しくて、センスが並外れている」と神韻が奏でる妙音を讃えた。

30日、不動産会社営業部部長の森島義美さんは神韻の公演をロームシアター京都のメインホールで鑑賞した。(牛彬/大紀元)

不動産会社営業部部長の森島義美さんは、「すごく迫力があったというか、力強くてすごいなと思いました」と感激を口にした。

神韻のダンサーたちがステージでパフォーマンスを披露 (神韻芸術団提供)

今年で創設18年目を迎える神韻は、現在8つの同規模の芸術団を抱え、それぞれ世界巡回ツアーを行っている。昨シーズンには24か国の200近い都市をめぐり、数々の世界トップレベルの劇場で満員の大盛況を記録した。しかし、共産党政権下の中国では上演できない。

「一般的なニュースでは報道されないことがあるが、本当の意味での自由が開かれるといいな」と森島さんは語った。

公演では、中国共産党により「真・善・忍」を指針とする法輪功学習者が不当に迫害されている国内の情況を表現した演目もある。「ちょっと複雑な思いになりました。現状があのような形だが、いい状態になっていただきたいなと思います」と訴えた。

毎シーズン世界巡回ツアーを行っている神韻芸術団に毎年各界から表彰や祝辞が送られる。最近では、米テキサス州のグレッグ・アボット知事が神韻芸術団に祝辞を送った。

アボット氏は祝辞の中で、「神韻を歓迎し、妻のセシリア・アボット氏とともに、忘れられない(神韻の)シーズンになることを祈ります!」「テキサス州知事として、2025年の世界ツアーの幕を切った神韻をテキサスの地に迎え入れられることを非常に誇りに思います」と、神韻に歓迎の意を示した。

神韻が2025年世界巡回ツアーを開始するにあたり、米テキサス州のグレッグ・アボット知事は、テキサス州での神韻の公演を歓迎する祝辞を送った。(写真:Epoch Times)


神韻 2024年ツアー世界巡演

2023年12月から2024年5月までの間、神韻(Shen Yun)の八つの芸術団が五大陸を巡回し、世界中に伝統的な中国文化の美を広めた。芸術家たちは、200以上の都市で800回以上の公演を行い、新たな記録を達成した。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。