1月3日午前10時前、中国広東省・河源市(かげん-し)の交差点で、赤信号を無視して猛スピードで交差点に入った白いSUVが大型トラックに激突する事故が起きた。
SUVが衝突の瞬間に即座にバラバラに砕け散る様子を映した動画がSNSで拡散されて物議を醸している。
問題のSUVは中国自動車メーカー大手BYD(比亜迪)のEV車「元 Plus (2022年発売)」とされている。
(衝突当時の様子①、2025年1月3日、中国広東省)
「車体はプラスチック製か?」
事故の様子を至近距離で撮影していた市民によると、「運転手は女性。衝突した後、瞬時に破壊された車体は、車の部品と共に、バラバラに砕け散った人体組織までもが、あたりの地面に散乱していた」という。
現地の公安当局によると、SUVの運転手はその場で死亡が確認された。同乗者はいない。大型トラックに乗っていた2人は負傷したが、命に別状はない。
(衝突当時の様子②、2025年1月3日、中国広東省)
「何だ! あの砕けようは、車体はプラスチック製か?」
「いくらスピード出ていたとしても、あそこまで砕け散るものか!」
「交差点直前であのスピードで走る正常な運転手はいないだろう。となると、車は当時コントロールを失ったのだろうか」
関連動画を見たネットユーザーのなかには、ただでさえ良くない噂が絶えず、不安だらけのBYD車の「安全性」に、衝撃を受けている者も少なくない。
「中国政府が一押しする(中国)国産EVだ、真実はまたしても葬られるだろう」といった嘆きの声も。
中国が国を挙げて支援するBYDのEVの安全性に関わる問題が、これまでになく明らかになって来ている。
ショールーム展示中や運送中に「自然発火」、車内で漏電といった安全性に関わる事故が頻発するなか、販売員の指導の下で起動された「スマート運転支援システム」中に、前の車に追突する事故が起きたことがわかった。
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