同盟強化で一致 日米外相会談

2025/01/07
更新: 2025/01/07

外務省ウェブサイトの発表によると、1月7日午前11時35分から約90分間、岩屋毅外務大臣は、訪日中のアントニー・ブリンケン米国国務長官とワーキング・ランチを行った。

冒頭、岩屋大臣から、昨年12月のカーター元大統領の逝去に関し、哀悼の意を表する旨を述べるとともに、本年1月1日(現地時間)に米国南部ルイジアナ州ニューオーリンズで発生した車両突入事件に関し、お見舞いの言葉を述べた。

また、岩屋大臣から、ブリンケン長官のこれまでの日米同盟に対する貢献に謝意を述べた上で、今後も日米同盟を新たな高みに引き上げていきたい旨を述べた。

両外相は、日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けた協力の重要性で一致した。経済分野では、日本製鉄によるUSスチールの買収計画を含む日米経済関係の重要性を確認した。また、6日の北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難し、核・ミサイル問題や拉致問題への対応で日米及び日米韓の緊密な連携を継続する重要性を再確認した。中国、ウクライナ、中東情勢についても意見交換を行い、日米連携の重要性を確認した。

岩屋大臣は、日米韓や日米比、日米豪印といった同志国連携の進展に触れ、日米両国が法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するグローバル・パートナーとなっていると述べた。両外相は、強固になった日米関係をさらに維持・強化するため、緊密に連携していくことで合意した。