有名舞台女優から議員まで…「悠久の伝統美」に各界から称賛の声 神韻西宮公演はチケット完売

2025/01/09
更新: 2025/01/09

8日、米ニューヨークを拠点とする中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は、兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで昼と夜の2公演を行った。

今年で創設18年目を迎える神韻は、現在8つの同規模の芸術団を抱え、それぞれが世界ツアーを行っている。昨シーズンには24か国の200近い都市をめぐり、数々の世界トップレベルの劇場で満員の大盛況を記録した。毎年、著名人や政治家、芸術家など各界で大きな反響を呼んでいる。

名古屋と京都で公演を終えた神韻芸術団は、今後兵庫や埼玉、東京、大阪などで公演を行う予定。神韻2025日本公演のチケットはホットライン(0120-91-8487、午前10時〜午後5時)のほか、公式ホームページからも購入することができる。

有名舞台女優が「美しく表現されてる」「すごく心に残った」と大絶賛

8日、舞台女優の美姫光さんは兵庫県立芸術文化センターで神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

有名舞台女優の美姫光さんは「皆さんの一人一人の出演者の方の技術力の高さと、すごい揃っているのにすごく感動しました」と述べ、「本当に基礎がすごくしっかりしているなと思って、その訓練はすごい大変だろうなと思って見ていました」と神韻の舞踊について感動を語った。

美さんは、元ハウステンボス歌劇団娘役、その後、雪月花歌劇団にて活躍、現在は大阪を中心に数々の舞台芸術作品に出演し活躍中だ。

好きな演目について聞かれると、金色の孔雀をモチーフにした舞踊だと答え、「黄色い衣装で、最初スモークがわーってたかれて、女性の踊りがすごく綺麗でした」と述べ、「衣装もすごく華やかでしたし、皆さんで一つのものを美しく表現している。すごく心に残りました」と感激していた。

神韻の公演は古典舞踊のみならず、舞踊劇、オリジナル歌曲の独唱、中国楽器の独奏など、約20の演目が披露される。

神韻ダンサーが舞踊を披露(神韻芸術団提供)
神韻ダンサーが舞踊を披露(神韻芸術団提供)

テノール歌手の独唱については、「すごく綺麗な声で、メッセージ性のある歌だったので、歌詞もすごく読みながら聞かせてもらったんですけど、すごく思いが伝わってきました」と感嘆していた。神韻の声楽家は、高難易度なベルカント唱法で歌い上げる。

「こんなにびちっと揃って、一人一人の技術が高い舞台ってあまりないと思っています。なので、いろんな世界の人にもっと見てほしいなって思いました」

8日、兵庫県にある高等学校の校長・富永和典さんは兵庫県立芸術文化センターで神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元) 

「本当にパフォーマンスにしても演奏にしても、グッと刺さるような気分をくれるというところを感じました」

そう語ったのは、兵庫県にある高等学校の校長を務める富永和典さん。「まず音楽とパフォーマンスが一体となって、ものすごく鮮やかだった。背景幕も非常に引き込まれるような迫力があって、ものすごく充実した時間を過ごさせていただきました」と、神韻の公演を称賛した。

印象に残った演目については、男性古典舞踊を挙げた。「男性の方々が力強くダイナミックにアクションといいますか、パフォーマンスしている姿が見ていてワクワクするなと思いました」

神韻が独自に特許を取得した、ステージ後方に鮮やかな光景を映し出す背景幕に加え、繊細な音色を紡ぎ出す中国の古典楽器と壮大な西洋のオーケストラの融合は、洗練された舞踊を引き立てる。

神韻ダンサーが舞踊を披露。(神韻芸術団提供)

富永さんは「本当に迫力があって、生で聴くのはテレビとは違いますので、ものすごく心に響くような演奏で、印象が良かったです」と、東西の楽器を融合させたオーケストラの演奏にも聴き入っていた。

神韻の公演を鑑賞することで、富永さんは気持ちが前向きになったという。「自分の中で今までモヤモヤしていたようなものがパッと晴れたような気持ちになりました。これから少し前向きに、より良く生きるというところを考えてみたいなと思います」

関経連の副会長と地方議員が神韻を讃える「本当に美しい、全てが素晴らしい」

8日、西日本電信電話の前社長で、公益社団法人関西経済連合会の副会長でもある小林充佳さんは兵庫県立芸術文化センターで神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

西日本電信電話の前社長で、公益社団法人関西経済連合会の副会長でもある小林充佳さんは、「本当に素晴らしい演技で感動しています」と神韻の舞踊劇を絶賛した。

さらに、「背景幕の風景を工夫して出していますし、それから音楽と舞踊が非常にうまい具合にハーモニーしています」「なおかつ音楽が西洋の楽器と中国の楽器をうまい具合にミックスしていて、中国の風景を本当にうまく引き立てているのではないかと思います」と述べ、演出の妙を讃えた。

小林さんは、神韻の公演を鑑賞して、古代中国を歴遊しているような気持ちになったという。神韻の舞台は唐代宮廷の宮女の優雅な舞踊、三国志の武将の武勇、そして後世に受け継がれる老荘思想の知恵などを、色彩溢れる舞踊と妙なる音楽を通して目にすることができる。

神韻芸術団は、共産主義以前の中国の伝統文化を復興させることを使命とし、アメリカやヨーロッパをはじめ世界各国の名だたる劇場で巡回公演を行ない、一大センセーションを起こしている。ただ、中国本土では、中国共産党政権により禁止されているため、公演を鑑賞することはできない。

これについて、小林さんは「今、中国の中であのような公演ができないというのは残念です」と懸念を示し、「中国の中でも、あのような演技がされるようになればいいなと思います」と述べた。

8日、兵庫県議会の議員である大矢卓志さんは兵庫県立芸術文化センターで神韻の公演を鑑賞した(徐正/大紀元)

兵庫県議会の議員である大矢卓志さんは、「初めて見た時から変わらない感想ですけど、本当に美しいし、全てが美しいし素晴らしい」と神韻を絶賛した。大矢さんは、神韻が2017~18年から神韻の公演を鑑賞しており、今回で数回目だという。

大矢さんは神韻の公演を鑑賞して、「エネルギーをもらう」と述べた。音楽の「楽」に草冠を付すと、「薬」という漢字になるように、古来より芸術、特に優れた音楽は人の心を調和すると考えられてきた。

 2018年10月13日、ボストン交響楽団で演奏する神韻交響楽団(NTDテレビ)

大矢さんは、「やっぱりこういう日本においても、できるだけ多くの方に目に触れてね、特にね本当に若い方ね、若い方、高校生とか中学生とかでもね」、神韻の公演をより多くの人々に見てほしいと語った。

神韻が伝統文化の復興を使命としていることについては、「この価値あるものを守り、広めるということに、すごい努力しており、尽力している。それがね、並大抵のことじゃないと思います」と、神韻芸術団の労をねぎらった。

「一糸乱れぬ踊りが素晴らしい」…感動の声広がる

8日、建設会社で管理職を務める柿野明男さんは兵庫県立芸術文化センターで神韻の公演を鑑賞した(李黙/大紀元)

夫婦で神韻の公演を鑑賞した、建設会社で管理職を務める柿野明男さんは「一糸乱れぬ踊りが素晴らしいですね。背景幕の色彩も素晴らしい」と絶賛した。

神韻の公演を鑑賞しようと思ったきっかけについて、柿野さんは以前より神韻について知っており観たいと思っており、今回観ることにしたという。

柿野さんは、娘が劇団四季や宝塚に所属していたため、よく舞台を鑑賞していたという。柿野さんは、両劇団と同じく神韻も「素晴らしい」と述べた。

神韻のダンサーたちがショーのステージでパフォーマンスを披露(神韻提供)

柿野さんは、神韻の衣装についても称賛した。

「服装も綺麗ですね。とにかく素晴らしいの一言ですね」

神韻で使われる衣装は、中国の歴代王朝の様式や天上の神々の姿から着想を得て、その作り方や色彩まで、全て伝統的な審美眼に基づいている。

また、中国で神韻の公演が鑑賞できないことについては、「中国も、もっと言論の自由があった方がいい」と希望した。

8日、大手重工メーカーの元部長である岩崎洋一さんは兵庫県立芸術文化センターで神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

大手重工メーカーの元部長・岩崎洋一さんは、「アクティブやね。踊りの中で、非常に躍動的に古典文化を表現している」と感動を口にした。

伝統文化についても、「各国によってその文化にとって大事なものだ。これは受け継がれていかなければならない」「こういう舞踊を通じて一つの伝承がつながっていくのがいいことだと思います」と述べた。

また、岩崎さんは伝統文化の重要性について「自ずと昔から持っている意識が出てきて、それが自然と湧いて、そこにまた新たな思想が積み重なっていく」と述べ、古来よりある温故知新の知恵を再認識していた。

8日、保険会社の部長である松村徹さんは兵庫県立芸術文化センターで神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

夫婦で神韻の公演を鑑賞した、保険会社の部長である松村徹さんは「評判通りものすごい技術を持ったダンサーなので、とても感動しています」と、神韻の公演を称賛した。

「非常に良かった。ダンスとすごくマッチしていましたので、さすが評判通りだなと思いました」と、公演全体の演出効果について感動を口にした。

神韻ダンサーの洗練された舞踊についても、「しっかりと指先まで、足の先まできちんと揃えていて、一糸乱れず全員の踊りがすごく良かったなと思います」と述べ、舞踊の精巧さを讃えた。

神韻芸術団は、2025年の世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届ける予定だ。

イタリア・ベルガモ市の著名な劇場「Teatro Donizetti」での神韻公演(神韻芸術団提供)
神韻公演の会場で観客に手を振る台湾の頼清徳総統(観客提供)
 
2018年、神韻芸術団のサンフランシスコ公演開催を告知する、戦争記念オペラハウスの広告(大紀元)

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。