中国・上海市は今月1日から、全市で「生きた家禽類の取引」を3年間禁止すると発表した。「公衆衛生上のリスク」というのがその理由だ。
同市では例年、冬季間の鳥インフルエンザなどの疫病流行を抑制、また予防として同措置を実施しているが、今回の「3年間禁止」というあまりに長い取引停止期間は明らかに尋常ではない。
上海の「生きた家禽類の取引3年間禁止令」に、各地で複数のウイルスが流行し病院は患者で溢れかえっている現状などの異常事態が重なり、国際社会は中国の衛生環境に警戒している。
「今回のウイルスは凶暴だ、死亡率は新型コロナより高いようだ」とSNSを通じて警戒呼びかける中国の医師も少なくない。
上海の「生きた家禽類の取引3年間禁止令」について、元医師の中国出身の時事評論家・唐靖遠氏はNTD新唐人テレビの取材に対して次のように指摘する。
「上海では深刻な鳥インフルエンザが発生した可能性が高いと思われる」
「中国共産党(中共)内部闘争は非常に激しい、それに今は経済が崩壊の瀬戸際という極めて敏感な時期にあるため、中国国内の感染状況がどんなに深刻な事態になったとしても、中共当局の実態公表を期待しないでほしい」
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