韓国軍合同参謀本部は14日朝、北朝鮮が日本海に向けて複数の短距離弾道ミサイルを発射したと発表した。
韓国軍によると、北朝鮮は同日午前9時30分ごろ、北部・慈江道(チャガンド)江界(カンゲ)付近から短距離弾道ミサイル数発を発射。ミサイルは約250キロ飛行し、海上に落下した。韓国軍は、飛翔体の正確な飛行距離や高度、速度など詳細を分析しており、発射の意図や技術的進展についても調査を進めている。
今回の発射は、北朝鮮が兵器開発を加速させる中で行われたもので、地域の緊張がさらに高まる可能性がある。
極超音速ミサイルの試験発射も成功と主張
また、北朝鮮は1月6日、新たに開発を進めている極超音速ミサイルの試験発射に成功したと発表している。北朝鮮の国営メディアは、この試験が「兵器システムの先端化と国防力強化の一環」であると強調。ミサイルは滑空能力を備え、目標への命中精度が向上していると説明した。
韓国軍は、今回の短距離弾道ミサイルの発射が極超音速ミサイル開発の一環である可能性についても注視している。さらに、国連安全保障理事会の決議に違反する弾道ミサイル発射が続く中、国際社会と連携して対応策を検討する必要性が高まっている。
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