中国は、昨年11月、韓国人旅行客に対する短期滞在ビザの取得を試験的に免除したことをきっかけに、韓国の若者の間で、週末を利用した中国旅行がブームになりつつある。
しかし、長きにわたり排外主義の影響を深く受けた一部の「ピンクちゃん(強い愛国心を持ち、過激な主張を繰り返す華人・小粉紅)」は、当局による韓国人へのビザ免除に不満である。
「自尊心」を傷つけられたと感じているようだ。
とくに、「富二代(富裕層の子女)」や「官二代(政府高官や役人、地方幹部などの子女)」らはとくに、中国へ観光に来た韓国財閥のお嬢様たちが、大金をばら撒いて豪遊していることに、嫉妬している。
本人たちいわく
「韓国人の見識を広めてやろうじゃないか」
要するに、韓国人に対して、中国人だって金持ってるぞということを誇示しようとして、「事件」が起きた。
なんと、上海のピンクちゃん集団(一部は他省から「支援」)は、韓国人観光客が必ず訪れる現地の観光スポット(「武康路」)へ高級車乗りつけて集結し、見せびらかした。
(「見せびらかし隊」、2025年1月、上海)
「24時間いつでも高級車がある」という状態を確保するために、「見せびらかし隊」では、「3交代制」を実施している模様。
「見せびらかし隊」の参加者全員が全員、金持ちというわけではないという情報もある。なかには、レンタルしてきた高級車で参加する動画発信者もいるという。なお、レンタル料金は1日数百元から2千元(約1~4万円)
SNSに投稿された現場動画のなかには、高級車からは頭を出して中国の国歌を歌う児童の姿もあった。
(「見せびらかし隊」、2025年1月、上海)
「事件」は韓国SNSでも話題になり、「浅はか」「言葉も出ない」「理解しがたい」といったコメントが多く寄せられている。
「中国では医者に行く余裕すらない子どもが多いのに、こんな高級車を見せびらかして何の意味があるのか」
など、呆れた声も少なくない。
韓国人だけではない、ピンクちゃんたちの行動を非難する中国本土のユーザーも多い。「中国人の恥」「恥さらし以外の何物でもない」「どれだけ自信ないんだ?」「コンプレックスの塊だな、偽りの優越感を作り出そうとしている」……
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