15日、日本を巡回中の神韻芸術団は埼玉県にある大宮ソニックシティ大ホールで公演を行った。この日も、劇場に集った各界の観客から称賛の声が届いた。
米NY発の世界最高峰の古典舞踊・神韻芸術団は、共産主義以前の中国の伝統文化における美徳と叡智を世界中の観客に披露している。現在、日本やアメリカ、フランス、イギリス、イタリア、ポーランドなどで同時に巡回公演を行なっており、絶賛の声が続々と上がっている。
「息を呑む美しさ。私たちと子供たちにとって素晴らしい体験でした」(アカデミー賞受賞のハリウッド女優ケイト・ブランジェット氏)
「これまで4千以上の舞台を評価してきましたが、今夜観た舞台に匹敵するものはありません」(ブロードウェイの著名な評論家リチャード・コネマ氏)…
全世界で著名人や芸術家、政治家など各界から絶大な称賛を浴びている。
「非常に綺麗」「すべてが美しかった」建設会社社長が絶賛
建設会社の代表取締役社長を務める国谷一彦さんは、神韻の公演について「非常に綺麗だったし、跳躍も高いし、演技もしなやかで力強くて感動しました」と絶賛し、「毎日の練習の賜物なのかなと感じましたね」と語った。
国谷さんは、女性ダンサーの麗しい水袖の舞踊について感動。「女性ダンサーの袖がくるくる回るもの、あれがやっぱり素晴らしかったですね」と語った。
「曲と演技ともピッタリあってて、本当に素晴らしいと思います」と、神韻の全体的な演出効果についても称賛した。
神韻の演目は、古典舞踊のほか、舞踊劇、中国楽器による演奏、声楽家による独唱など、約20の演目からなる。
国谷さんは、声楽家の独唱にも感動していた。伝統的なベルカント唱法を取り入れた神韻歌手は、圧倒的な声量で劇場を包み込み、人の善性を呼び醒す清高なメッセージが歌われる。
世界の名舞台で活躍するイタリアのテノール歌手ジョルジョ・カシャッリ氏は「すべてが美しかった。素晴らしいオーケストラと音楽、ソプラノもテノールも、歌詞も素晴らしかった」と高く評している。
歌詞についても「真善忍ですよね。大切ですよね」と共感を示し、「悪いことは当然だめですし、善とか真とか、そういうところは平和のために必要です。みんなそういう気持ちだと、争いや戦争とかもなくなりますし、大切なのは考え方だと思います」と述べた。
神韻芸術団は、無神論と闘争の哲学を標榜する共産主義政権下で失われかけている中国の伝統文化を復興させることを使命としている。国谷さんは、「古典舞踊を継続して続けるというのは素晴らしいと思いますし、これを続けていかないとどこかで廃れてしまいますので、ぜひ続けてほしいと思います」と述べ、神韻の使命に賛同した。
内面から表す「美」に感動 夫婦で鑑賞
IT系の上場企業の元社長である尾嶋直哉さんはこの日、夫婦で神韻の公演を鑑賞。尾嶋さんは、「舞踊が素晴らしいと思いますね。見ててすごく綺麗ですよね。美しい」と絶賛し、奥さんも「すごく素晴らしいです」と称賛した。
尾嶋さんは「皆さん上手だし、体がうまく回転するし、スタイルもいいし、美しい」と感嘆。衣裳の色彩についても注目し「すごく綺麗ですね」と讃えた。
尾嶋さんは、舞踊から神韻ダンサーの内から溢れ出る美を感じたという。「鍛えられてますよね」と語った。
中国古典舞踊のトレーニングは主に、「技巧(極めて難易度が高い一連の舞踊技術)」、「身法(中国古典舞踊ならではの数多くの動作や身のこなしの体系)」、「身韻」の三つの要素から構成される。「身韻」とは、動作の背後にある内面的な情感であり、ダンサーの心の状態や呼吸と深くつながり、演じる歴史上の人物の個性を反映する。
尾嶋さん夫妻は中国楽器・二胡による独奏にも感動していた。奥さんは、「すごいテクニックだと思いました。二本の弦で全部弾き分けてましたね。素晴らしかったです」と語り、尾嶋さんは「なかなか容易ではないよね」と話した。
舞踊の妙と精巧さに「ブラボー!」
園芸会社の社長である開沼茂樹さんは、公演の感想について「いやー、本当に素晴らしかったですね」「なかなか日本では見られないということで、今日見させていただいてすごく感動しました。ブラボーですね」と笑顔で語った。
「やはりあれだけの人数が集まって、一糸乱れぬ踊り。よく間違うこともなくできているなと思いましたね」と、舞踊の完成度の高さを讃えた。
神韻の演目では、「仁義礼智信」や忠義、孝行、道などの古来の伝統的な美徳や価値観を学ぶことができる。
開沼さんは、「我々の日本人の先人も美徳があるんですけれども、最近はどこの国でも同じように、若者が社会から阻害されている。ですから、いろいろな犯罪が起きているわけですよね。そういったこともあって、もう一度善とか美の、人間の道徳、倫理、これを教育すべきだと思います」と、神韻に共感を示した。
「背景幕と舞踊が一体に」「こんなに素晴らしいものが」…
コンサル事務所で管理職を務める大崎友和さんは、「初めて見たんですけど、とってもびっくりしました」「バックスクリーンの画面と舞台がまるで一つになっているような形で、とっても新鮮だったですね」と感動を語った。
ステージ後方に映し出された鮮やかな光景がダンサーと一体化することで、観客は臨場感あふれる歴史絵巻のような世界にいざなわれる。デジタル背景幕は神韻が特許を取得している。
この日、古典舞踊を初めて観たという大崎さん。
「こんな素晴らしいものがあるんだなあというふうに素直に思いました」「体の表現と踊りだけで感情を豊かに表しているなあというのを感じました。とっても素晴らしいなと思いました」と語った。
神韻の伝統文化の復興という使命についても、「やっぱり伝えていった方が、素晴らしいものは後世に伝えていくべきだと思います」と共感を示していた。
神韻の演目で披露される伝統美と美徳に関して、大崎さんは「今、日本もそうですけど、道徳心だったり、モラルの低下が言われているので、これは日本や中国に限らず、やっぱり必要なものなんじゃないかなと思います」と語り、「言語と国境に制限されない音楽と舞踊の表現で伝えられると思うので、とても素晴らしいと思います」と話した。
神韻では、壮麗な歴史や古来の美徳を伝える一方で、法輪功学習者のような善良で無辜な人々が中国共産党により迫害され、受難しながらも信念を貫く姿も描かれる。
「我々が知らないところでたくさん行われているとは思う。全然報道とかはあまりされないんですけど、実際はいろいろあるので、やっぱりみんなが知るべきことなんじゃないかな」と語った。
2025年の世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届けており、一大センセーションを引き起こしている。世界の公職者からも表彰状や祝辞などが神韻に送られている。
名古屋、京都、兵庫での公演を終えた神韻芸術団は現在行われている埼玉での公演のほか、東京、大阪で公演を行う予定。神韻2025日本公演のチケットはホットライン(0120-91-8487、午前10時〜午後5時)のほか、公式ホームページからも購入することができる。
大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
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