アメリカのバイデン大統領は1月15日、ホワイトハウスの大統領執務室で全国向けの退任演説を行った。同日、トランプ次期大統領の閣僚人事を審議する上院での公聴会が続いている。
バイデン大統領はホワイトハウスの大統領執務室で全国向けの退任演説を行い、記録的な1660万人の新規雇用創出や賃金上昇、インフレの低下など、4年間の業績を振り返った。これは彼の最後の演説であり、任期満了が迫っていることを示している。
バイデン大統領は「我々はNATOを強化し、ウクライナは自由を保っている。中国との競争も始めた。他にも多くの成果がある」また15日の朝、バイデン大統領は国民に向けた公開書簡を発表し「50年以上公職に就くことは私の生涯の栄誉であり、心と魂を国に捧げ、米国国民の愛と支持を得ました」と述べた。
15日、トランプ次期政権の閣僚人事を審議する上院での指名承認公聴会が2日目を迎えた。
司法長官候補のパム・ボンディ氏は、「私は毎日、司法省とそのすべての部門の信頼と誠実さを回復するために努力する。党派間の政争と(司法の)武器化を一掃する」と述べ、司法省に対する国民の信頼回復と、暴力犯罪や国境問題の解決に尽力すると誓った。
CIA長官候補のジョン・ラトクリフ氏は公聴会で、アメリカは中国共産党(中共)やロシアなどの敵対勢力がもたらす脅威により有効的に対処する必要があると述べた。
国務長官候補のマルコ・ルビオ氏は公聴会で、中共が米国を犠牲にして超大国の地位に上り詰めたと非難した上で、中共と「成熟かつ慎重な」方法で向き合っていくと表明した。
マルコ・ルビオ氏は次のように述べている。
「彼らは圧力をかけ、嘘をつき、だまし、盗みを働き、米国を犠牲にして超大国の地位に上り詰めた。我々と彼ら自身の国民の利益を犠牲にして行われたのだ」
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