日本は韓国の政局の変化に高い関心を寄せつつ、防衛措置を強化している。1月15日、日本とイギリスが軍事演習を行い、同日、日米韓の空中軍事演習も正式に開始された。
15日、第16空中強襲旅団戦闘団(16 Air Assault Brigade)から100名以上の英国兵士が、日本の九州島で陸上自衛隊と二国間軍事演習を開始した。
この共同訓練「Vigilant Isles」は3年目を迎え、日英両国軍の相互運用性と共同作戦能力の向上を目指している。イギリスは2023年に日本と「相互アクセス協定」(RAA)を締結し、日本の領土内で二国間軍事訓練を行う唯一の欧州国となった。
演習開始と同時に、中谷元(げん)防衛大臣がイギリスを訪問し、ジョン・ヒーリー国防大臣と防衛関係強化について会談した。
ヒーリー大臣は、世界の不安定要因が増加するなか、イギリスが日本などの国際パートナーとの協力を強化することが重要であると述べ、欧州・大西洋と印度・太平洋の安全保障が不可分であることを強調した。
会談でヒーリー大臣は、グローバル戦闘機開発計画(GCAP)の本部がイギリスの技術都市レディングに設置されることを確認した。この計画はイギリス、日本、イタリアの協力で進められ、最先端のステルス戦闘機を共同開発し、各国の空中戦闘能力を強化する。
さらに、今年後半には英国防省がインド太平洋地域に空母打撃群を派遣し、日本の港への寄港を含む一連の活動と演習を行う予定だ。これはインド太平洋のパートナーが地域の平和と安定を守るのを支援するためだ。
15日には、日本、米国、韓国が朝鮮半島付近で合同空中演習を実施し、米国はB-1B戦略爆撃機を投入した。これは三か国空軍による今年初の合同軍事演習で、北朝鮮の脅威に対する対抗能力を高め、三か国間の軍事協力を強化する。
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