東京都 スギ花粉の飛散開始を発表 例年より1か月早い観測

2025/01/17
更新: 2025/01/17

東京都は今月8日から都内でスギ花粉の飛散が始まったと発表した。

1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉が、1日当たり観測される日を「飛散開始日」と定義している。スギ花粉の飛散が確認される気象条件として、晴天で気温が10℃以上になる日が多いとされている。

通常、東京のスギ花粉飛散開始は2月中旬頃と予測されたが、今年は例年よりも約1か月早く飛散が開始した。調査を開始した1985年以来、一番早い飛散開始となる。

東京都内では、スギ花粉のピークは2月下旬から3月上旬、飛散終了は4月中頃が目安となる。

日本気象協会によると、2025年春のスギ花粉飛散量は例年(過去10年平均)より多くなる見込み。特に四国や近畿では「非常に多い」地域が予想されている。一方、東北北部では例年より少ないとされる。

スギ花粉の飛散は、2月上旬に九州から関東の一部で始まり、2月下旬には北陸や東北南部がシーズンに入る見込み。東北北部では3月上旬から中旬にかけて飛散開始と予測される。東海地域では1月上旬からすでに飛散が確認された地域があり、東京都内でも1月中にわずかな飛散が観測されている。2月には本格的な花粉シーズンとなる見通しだ。

早めの対策を心がけ、花粉症シーズンを快適に乗り切りましょう。