16日、米NY発の世界最高峰の古典舞踊・神韻芸術団は埼玉県にある大宮ソニックシティ大ホールで公演を行った。チケットは完売し、公演終了後に劇場は鳴りやまぬ拍手に包まれた。
世界最高峰の芸術団、神韻の公演は古典舞踊や独唱など約20の演目からなり、漢や唐代の宮廷淑女の優雅なふるまい、『三国志』の猛将たちの武勇伝、そして後世に受け継がれる孔子や老子などの聖人や先哲の智慧などが展開される。巧みな舞踊に色鮮やかな衣装、雄壮な音楽、そして豪華な3Dダイナミックバックスクリーンで、毎年一新された演目を披露する。
2025年の世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届けており、一大センセーションを引き起こしている。
「美しい…軽やかにこなす伝統文化の表現」ー米紙シカゴ・トリビューン
「優れたアーティストたちであり、その舞踊は非常に美しい」ー台湾の頼清徳総統
「本当にファンタスティックな作品」「文化的に本当に素晴らしい。演技も舞踊も素晴らしい」ートランプ前大統領の次男エリック・トランプ氏
「心揺さぶられた」「もう本当に素晴らしい」防衛関係者が感動語る
「圧巻、感動。魂を揺さぶられる経験というのは、人生で何度もないはずなんですが、今日、揺さぶられました」
こう語ったのは、防衛関係者の楳沢章延さん。「一体、あのダンサーの皆さんは何万回のリハーサルを行なしているんだろう」「ダンサー全員、一人一人がカーネギーホールでソロでこなせると思いました。そんな感じを受けました」と、神韻の公演を絶賛した。
楳沢さんは卓越した舞踊の裏にダンサーの努力を感じたという。「この華やかな舞台の向こう側にある、ここまで観客を魅了できる皆さんの努力と工夫に感動しました」
楳沢さんは、最初の演目を観て、「もうその時涙が出ました。心揺さぶられました」と感嘆していた。
最初の演目では、銅鑼が鳴り、幕が上がった後、荘厳で美麗な天上の世界が観客の目の前に現れる。その壮麗な光景を見て、涙を流す観客も多い。
「もう本当に素晴らしい、すごい一言。今日は本当に来てよかったです。見させていただいて本当にありがとうございます」
神韻の全体的な演出効果についても、「もう考え尽くされて、もうなんでここまでできるのでしょうか。すべてにおいて素晴らしいですね」と讃え、神韻の芸術総監督は「すごい天才ですね。地球に生まれてくれてありがとうって言いたいです」と語った。
テノール歌手の独唱には、「もう本当に、実際途中でも拍手をしようと思ったんですけども、飲まれちゃいました。ただただ聞いてるだけで、手を動かすことを忘れてしまう。拍手するのを忘れてしまったぐらい、飲まれてしまいました。最後にかろうじて拍手ができたんでよかったんですけども、もう素晴らしい。人そのものが楽器になっている」と高評した。
神韻の演目は、古典舞踊や舞踊劇、中国楽器の独奏、声楽家の独唱など20の演目からなり、悠久の中国伝統文化を旅するような、至高の芸術体験を届ける。
「綺麗でしなやか」「心浄化された」…相次ぐ絶賛の声
不動産会社の社長である吾妻伸一さんと妻の吾妻美紀さんは、「衣装が綺麗で、舞踊が素晴らしい。オーケストラを前にこのような舞踊を見るのは初めてです」と感動を語った。
卓越した舞踊とオーケストラの妙なる演奏、そして鮮やかなデジタル背景幕の組み合わせについて、吾妻伸一さんは「良かったです。ダンサーの動きとバックスクリーンが融合していてびっくりした。ぴったり舞踊と音楽が合っていましたね」「アーティストの動きや画像、音に迫力を感じて感動しています」と称賛していた。
吾妻美紀さんも、「すごくみなさん揃っていて、動きが綺麗でしなやか」と語り、「カラーもすごい。グラデーションだったり、背景の色とかすごくいい」と讃えた。
テノール歌手の独唱についても、吾妻伸一さんは「すごいね!」と語り、続けて吾妻美紀さんも「声がすごくいい。響く」と歌唱力に感動していた。
吾妻伸一さんは「マイク通して出してるような声ではない、そのままでしょ? すごいですよ」と語った。
吾妻美紀さんは取材の最後に、知人に「おすすめする」と述べた。
音楽家の清水康市さんと奥さんは、神韻の公演について「ずっと見たかったんですよ」と語り、今中国は中共の社会ですからね。中共のものではない歴史ある中国古典舞踊をずっと見たかった」と述べた。
神韻の音楽については、「やっぱりよかったですね。生演奏もね」「よかったですよ。感動しましたよ」と絶賛した。
オーケストラピットでは神韻交響楽団が舞台演出に合わせ、ダイナミックかつ繊細な音色を奏でる。壮麗な西洋の交響楽と、それに引き立てられる伝統的な中国古典音楽の旋律は情緒豊かなサウンドを織りなし、古代文明の息吹を伝える。
バイオリンとチェロは二胡と並び、琵琶は木管楽器の前の席で繊細に弦を弾く。西洋の打楽器と隣り合わせで、中国の様々な打楽器が設定されている。神韻交響楽団は、ほぼ毎年、カーネギーホールやその他の一流会場で、神韻公演とは別の演奏ツアーを行っており、絶賛の声が相次いでいる。
奥さんは、「すごい素敵でね、オーケストラと画像と舞踊と、とっても素敵でしたね。感動しました」「すごく素敵だったね。なかなか見たことない」
清水さんは、演奏を聴いて「心が浄化された」感じがあったという。古来、漢字の「薬」は「音楽」の「楽」に由来するとされ、良い音楽には人の心を調和すると信じられていた。
現代の医学研究でも、クラシック音楽を聴くことで、記憶が向上し、痛みが消え、身体が治癒するプロセスに役立つことが証明されている。
清水さんは知り合いの音楽家にも「おすすめする」と述べた。
留学生が感嘆「まるで絵画の中にいるよう」
中国から来た留学生の李さんは、「俳優たちの衣装もとても鮮やかで、まるで絵画の中にいるようです」「背景のスクリーンと俳優たちの舞踊が非常に調和していて、実際の歴史上の人物が背景幕と舞台上を行き来しているような感じを受けます」と絶賛していた。
ステージ後方に鮮やかな光景を映し出すデジタル背景幕とダンサーが一体化するような演出は、大きな見所の1つ。
舞踊劇の演目では、古来の美徳を伝える寓話的な物語から、「真・善・忍」を指針とする法輪功学習者のような善良で無辜な人々が共産党政権の迫害に遭いながらも信念を貫く現状を描いた現代劇まで、歴史絵巻のような世界が展開される。
李さんは、「『真・善・忍』という3つの言葉は中国の古代の伝統文明とも符合しており、とても素晴らしいと思います」「『真・善・忍』は伝統文化に一致しているのみならず、全世界にとっても良い価値観です」と語った。
神韻芸術団は舞踊と音楽を通して、無神論と闘争の哲学を標榜する共産主義政権下で失われかけている伝統文化を復興させることを使命としている。全世界で巡回公演を行っているが、中国本土ではこの公演を見ることができない。伝統文化における美徳などと相いれない無神論や闘争の哲学を標榜する中国共産党政権は公演を禁止している。
「現代中国はさまざまな運動を経験し、多くの古代の伝統や習慣が破壊されました。文化大革命の際、祖父の家にあった易経や算命学、その他の古い書籍が紅衛兵によって焼き払われました。悲しいです。先祖が残した多くの良いものや貴重な文化遺産が破壊されたのです」
半導体設計会社で管理職を務める中村弘さんは、「跳躍力とか柔軟性がすごい感心するところでもありますし、全体にシンクロナイズしてますよね」と洗練された舞踊を讃えた。
中村さんは「ここに至るまで相当な努力をされているんだろう。手の角度とか足の角度もみんな揃っている。素晴らしいです」と語った。
神韻芸術団は共産主義以前の中国の伝統文化を復興させることを使命としている。
中村さんは、そのことについて「伝統文化を大切にするというところに関して非常に共感を持てます。古来の文化を大切にするということが絶対大切なことです」「文化を我々の将来に渡って継続していくということが我々の責任だと思います」と語り、神韻の使命に賛同した。
2006年に設立された神韻は今や8つの同規模の芸術団を持つに至り、それぞれ専属のオーケストラを擁している。毎年、アメリカやヨーロッパをはじめ世界各国で同時に巡回公演を行ない、芸術や芸能界、政界、経済界、学術界など各界の観客から絶賛する声が相次いでいる。
大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
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