神韻渋谷公演が開幕 有名俳優も感嘆「もう寸分の隙もないぐらい素晴らしいステージ」 

2025/01/19
更新: 2025/01/19

18日、米NY発の世界最高峰の古典舞踊・神韻芸術団は東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で昼夜2公演を行った。大宮公演に引き続き、渋谷公演でも舞踊の高度な技巧が披露されるたびに拍手が起こるなど、劇場は熱気に包まれた。

神韻芸術団は、共産主義以前の中国の伝統文化における美徳と叡智を世界中の観客に披露している。

2006年に設立された神韻は今や8つの同規模の芸術団を持つに至り、それぞれ専属のオーケストラを擁している。2024年の世界巡回ツアーでは24か国の200近い都市で巡回公演を行い、数々の世界トップレベルの劇場で満員の大盛況を記録した。

イタリア・フィレンツェにあるテアトロ・ヴェルディ(神韻芸術団提供)
フランス・パリにあるパレ・デ・コングレ(エポックタイムズ)

「非常に繊細に表現」「まばたきする間がない」芸能事務所社長が絶賛

18日、元タカラジェンヌで、現在芸能事務所の社長を務める詩笛立季さんは東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

「大変素晴らしい公演だと思いますし、非常に訓練された方たちの舞台で大変感激しております」元タカラジェンヌで、現在芸能事務所の社長を務める詩笛立季さんは神韻の公演をこう絶賛した。

「お一人お一人の指先から手足の先に至るまで、あれだけの揃った舞踊を作り上げるには相当な訓練が必要だと思います」

詩笛さんは、卓越した舞踊と妙音と美麗なデジタル背景幕の一体化に「寸分互いなく演じているのは本当に素晴らしいと思って、まばたきする間がないくらい感動しております」と称賛していた。

神韻アーティストが舞踊を披露(神韻芸術団提供)
神韻アーティストが舞踊を披露(神韻芸術団提供)

男女それぞれの古典舞踊については、「女性は大変繊細さを重視して、女性ならではの柔らかさを非常に表現している」「男性は力強さであったりとか、男性でしか表現できない魂の強さみたいなものを非常に表現していると思って、素晴らしいなと思います」と語った。

詩笛さんは、舞踊からダンサーの内面の美しさや懿徳を感じたという。「心の中の動きが非常に繊細に表現されており、素晴らしいと思いました」と感激していた。

18日、不動産会社の社長である福田宏通さんは東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(牛彬/大紀元)

不動産会社の社長である福田宏通さんは、親子で公演を鑑賞。「本当にもうすごい」「もうレベルが違います」と絶賛し、「もうYouTubeでいろいろ練習風景とかも結構見てきたんで、すごいトレーニングしてるんだなって、見てて納得しました。指先までピタッと張ってますし、すごいね」と、舞踊の精巧さを讃えた。

「映像の雰囲気とかもすごいよくできてる。迫力ありました」と、デジタル背景幕にも感心していた。

芸術団が独自に特許を取得したデジタル背景幕は、大きな見所の1つ。背景幕に映る光景がダンサーと一体化することで、観客は臨場感あふれる歴史絵巻のような世界にいざなわれる。

中国古典舞踊を踊る神韻芸術団のダンサーたち(神韻芸術団)
中国古典舞踊を踊る神韻芸術団のダンサーたち(神韻芸術団)

娘さんも「本当に動きがめっちゃきれいきれい」「しかも流れるように動いてたのが、しなやかに動いてたのがすごい」と絶賛していた。

娘さんは記者から好きな演目を聞かれると、男性古典舞踊と答え、「しなやかだし、迫力があるし、最高です」と語った。

有名俳優が感動語る「とにかく素晴らしいの一言につきる」

18日、著名俳優の横内正さんは東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

著名俳優の横内正さんは、「とにかく素晴らしいの一言につきますね」と絶賛。「映像も素晴らしくジョイントしてるし、それから皆さんの衣装も素敵だし、もう寸分の隙もないぐらい素晴らしいステージでした」と語った。

横内さんは、国民的時代劇『水戸黄門』で初代・渥美格之進(格さん)役や、『暴れん坊将軍』では初代・大岡忠相役を演じるなど数々の時代劇に出演してきた著名な俳優だ。

美麗な光景を映すデジタル背景幕についても、「本当に素晴らしいですね。技術的にも素晴らしいし、もう言うことはありません」と述べた。公演から今後の仕事にいかせるものがあったという。

2023年神韻公演の演目「楊貴妃」のシーン(神韻芸術団提供)

テノール歌手の独唱については、「とにかくこれがどうのあれがどうのって言い切れないくらい素晴らしいものでした。本当に素敵でしたしね。感銘を受けました」

最後に、「ぜひ皆さまにもお勧めしたいと思いますね。本当に一人でも多くの方に見ていただきたい」と締めくくった。

18日、アメリカで著名な物理学者、半導体設計会社の創始者であるロナルド・セイガーさんとセイガーさんの奥さんは東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(李默/大紀元)

アメリカで著名な物理学者、半導体設計会社の創始者であるロナルド・セイガーさんとセイガーさんの奥さんはこの日神韻の公演を鑑賞。セイガーさんは、公演の感想として「とてもスペクタクルな絵巻です」と絶賛した。

セイガーさんの奥さんが以前に神韻の公演を鑑賞しており、自身も今回観に来ようと思ったという。

神韻公演は古典舞踊や舞踊劇、歌曲の独唱、中国楽器の独奏など、約20の短い演目からなる。

演目の内容には、漢や唐代の宮廷淑女の舞踊や立ち振る舞い、『西遊記』や『三国志』に登場する人物に関する物語、後世に受け継がれる孔子や老子が説く智慧などが展開され、歴史絵巻のような世界に観客をいざなう。

セイガーさんは、「とてもスペクタクルです。背景や衣装、色彩、ステージなどの組み合わせはとても独特で、とても素晴らしいです」と演目の内容を絶賛。感動を受けた演目として、牛飼いの青年と織姫の物語を挙げ、「とても感動的です」と語った。

神韻の舞踊劇。(神韻芸術団提供)

「失われた中国伝統文化の復興」を掲げる神韻芸術団は、毎シーズン世界各国の名だたる劇場で上演。著名人や政治家、芸術家など各国各界で絶賛の嵐を巻き起こしている。

ただ、中国本土では現在神韻の公演を鑑賞することはできない。「文化大革命」などで伝統文化を破壊してきた中国共産党により禁止されている。

公演を中国で鑑賞できないことについて、セイガーさんは「政府はそれを阻止していますが、非常に悲しいことです」と語った。

卓越した舞踊に著名なモデルインストラクターが称賛

18日、OY認定モデルウォーキングインストラクターである三浦みやびさんは東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

OY認定モデルウォーキングインストラクターである三浦みやびさんは、「とても素晴らしくて感動しました」と褒め称えた。

三浦さんは、『ミセスインターナショナルグローバル2018』 で優勝し、現在は『Japan World Pageants』の代表を務めるなど世界的に活躍している。

三浦さんは、「踊りの素晴らしさもそうですし、音楽との一体感だったり、踊っている方の一糸乱れない動きだったり、あとは身体能力の素晴らしさ、全て素晴らしいと思いました」と、神韻の公演を総合的に絶賛した。

「今回は袖だったり、長い布を使って踊っていて、本当に綺麗に舞う姿を見て、これは参考にしたいなと思いました」

中国古典舞踊での足さばきについて聞かれると、「滑るようにかかとからつま先がついて、真っ直ぐ前に進んで、頭の高さが変わらないように前に進むというのも相当練習しているんだろうなと思いました」

三浦さんは、身体能力についても讃えた。「本当に素晴らしいですね。全員が同じように足の高さだったり、回転の仕方だったり、ジャンプもすごく高いし、男性で一発ジャンプして一気に180度以上開いているわけですよね。女性も横でも後ろでも180度までは足が上がっちゃうし、相当の訓練をされているんだなと思いました」

神韻ダンサー(神韻芸術団提供)

三浦さんは、「私たちに幸せと感動を与えてくださるものなので、これからもずっと公演を続けていただけたら嬉しいと思います」と、神韻芸術団にエールを送った。

18日、日本舞踊家の白鳥佑佳さんは東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(張穎/大紀元)

日本舞踊家の白鳥佑佳さんは、世界最高峰の古典舞踊について「とにかく素晴らしかったです。技術ももちろんそうですし、あれだけ揃えようと思ったら、どれだけの時間を費やして練習をしたのかと思って。胸がいっぱいになりました」と感動を語った。

「やっぱりスクリーンの使い方とかびっくりしました。初めて拝見したので。タイミングも合っていたし、素晴らしかったと思いました」

神韻アーティストが唐代をモチーフにした舞踊を披露(神韻芸術団提供)
神韻アーティストが舞踊を披露(神韻芸術団提供)

神韻が中国本土で公演できないことについて、「もったいないですね。そういうのじゃダメですね」と語った。

「最初から最後まで素晴らしい!」…相次ぐ感動の声

18日、財務省関係者の佐藤美智雄さんは東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(牛彬/大紀元)

財務省関係者の佐藤美智雄さんは、「最初から最後まで素晴らしい! 綺麗ですし、力強いダンスで、相当練習しているんだろうなと思いました。また来たいと思います」と話した。

日本のミュージカルをよく観に行くという佐藤さん。神韻の舞台について「このレベルの公演はなかなかないと思います」と絶賛していた。

佐藤さんは、神韻の公演について観る価値があると述べ、「2時間楽しめました。衣装がきれいで、ダンスもダイナミックですごい」と話した。

テノール歌手が歌う歌詞についても、「勇気と元気をもらいました。明日からもまた生きる元気がでてきたと思います」と述べ、音楽の効力を実感していた。

「薬」という漢字が音楽の「楽」に由来しているように、古来優れた音楽というのは人の心を癒す効果があると見做されてきた。中国古代の聖人・舜帝(しゅんてい)も人々の心を調和させる手段として音楽を重要視していた。

18日、弁護士の新井豊さんとご両親は東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で神韻の公演を鑑賞した(徐正/大紀元)

弁護士の新井豊さんは、ご両親と神韻の公演を鑑賞し、「やっぱり共産主義の中国とは違って、今まで知らない中国が見れてとても良かったと思います」と感想を述べた。

印象に残った演目について聞かれると、水袖で舞う演目だと答え、「あの演目が一番美しくて良かったですね」と話した。

新井さんは、神韻ダンサーが身にまとう衣裳に注目していた。「想像以上に華やかで、中国の伝統的な衣装がすごく似合っていて、舞と一体化している感じで良かったです」と称賛した。

神韻芸術団による舞踊「水袖」(ShenYun Performing Arts)

中国楽器・二胡の演奏についても、「びっくりしましたね。本当に弦が少ないのに指の動きだけであれだけ複雑な音を出せるというのは驚きでした」と語った。

新井さんは、最後に「ぜひみんな一度見たほうがいいと思います」と語った。

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。