タレントの中居正広氏と女性とのトラブルにフジテレビの社員が関与していたとする週刊誌報道を受け、同局でのCM放映を見合わせる企業が相次いでいる。2025年1月20日現在、少なくとも10社を超える大手企業がCMの差し替えや放映見合わせを決定した。
この問題は、一部週刊誌が中居正広氏と女性とのトラブルにフジテレビ社員が関与していたと報じたことに端を発している。フジテレビの港浩一社長は1月17日の記者会見で社員の関与を否定し、第三者委員会による調査を行う方針を示したが、企業の対応に歯止めがかからない状況となっている。
CM放映を見合わせている企業には、トヨタ自動車、日本生命保険、明治安田生命保険、アフラック生命保険、NTT東日本、花王、第一生命保険、日産自動車などが含まれる。さらに、セブン&アイ・ホールディングスも1月20日、フジテレビでのCM放映を当面差し替えると発表した。
これらの企業の多くは、CMをACジャパン(公共広告機構)の広告に差し替えている。また、「当面の間」という表現を使用しており、現時点では契約の打ち切りまでは言及していない。
一方、フジテレビは公式サイトのアナウンサーページに注意喚起の文章を掲載し、SNSでの誹謗中傷や憶測に基づくコメントを控えるよう呼びかけている。
この問題が長引けば、フジテレビの広告収入に大きな影響を与える可能性がある。今後、同局がどのような対応を取るか、また企業側の動向がどう変化するかが注目される。
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