マスク氏のツイート EU政界を揺るがす

2025/01/20
更新: 2025/01/20

ソーシャルメディア「X」のオーナー、イーロン・マスク氏がヨーロッパの政界に影響を与えている。一部の指導者は、マスク氏の政治的関与を批判しているが、最近、40人のEU議会議員が連名でEU議長に対し、マスク氏を議会に招いて講演を行うよう要請した。彼の先見性と技術的成果がヨーロッパを前進させると期待されている。

最近、マスク氏はプラットフォーム「X」で投稿し、イギリス首相キア・スターマー氏の政策を強く批判した。また、ドイツのための選択肢(AfD)への支持を明確に表明したことで、EU議員の間で賛否が分かれている。

しかし、1月14日、40人のEU議員が連名でEU議長に書簡を送り、マスク氏をEU議会に招いて講演を行うよう求めた。同時に、トランプ新政権との協力強化も期待されている。

40人のEU議員は書簡で、「(マスク氏の)驚異的な業績、世界的な発展への先見性、深い洞察力は、EUを再び革新と先端技術の中心地に押し上げる可能性がある」と述べた。

共同署名者のEU議員トム・ファンデンドリッシェ氏は、マスク氏を招待する主な目的はヨーロッパの言論の自由を回復することだと述べている。マスク氏は米国第一修正条項(言論の自由保護)を強く支持しており、その姿勢がヨーロッパにおける自由な言論を推進できると説明した。

トム・ファンデンドリッシェ氏は、「ウクライナ戦争や不合理な気候理論、グリーン政策計画などの問題に関して、米国はEUとは異なる方針を取るだろう。ヨーロッパが大西洋の向こう側での現実を無視すれば、私たちは現実から乖離する」と述べた。

16日、マスク氏はプラットフォーム「X」でこれに反応し、「これは素晴らしい!」と投稿した。