「食の安全」や「調理場の衛生問題」に関するスキャンダルは実によく中国SNSのトレンド入りするものだ。
16日には江西省公立中学校の食堂職員が食材を足で踏みつけた話題、17日には四川省・成都市にある火鍋店の衛生環境が同国SNSウェイボー(微博)のトレンド入りした。
火鍋店の厨房での「衝撃的な1幕」は店に不満を持つ従業員が撮影しネットに公開したものだ。
映像のなかには、野菜などを洗うキッチンの流しのタンクで小便をする店長の姿があった。そのタンクのすぐそばは食事をつくる作業台だ。
「信じられない!」「職業倫理がみじんもない!」など、関連ニュースはSNSトレンド1位になるほど世論の怒りはすさまじい。
プレッシャーをうけたのか、現地の市場管理当局は17日、「ネットで話題になっている動画に映った件(キッチンでしょんべん)の確認がとれた」として、問題の火鍋店を営業停止にしたと発表した。
こうして、「火鍋店しょんべん事件」は幕を閉じたが、この事件をきっかけに食の安全や調理場の衛生問題に関する話題が再度、話題になっている。
恐ろしいことに、「キッチンでトイレすることはよくある」と指摘する声が多く寄せられているのだ。
理由としては「店が忙しすぎてトイレへ行っている時間がない」、あるいは「そもそも店内にトイレがない」、「店や上に対して不満を持つ従業員がこのような方法を使ってうっぷんを晴らしている」などとなっている。
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