トランプ大統領 WHO脱退へ大統領令に署名 コロナ対応や拠出金などが理由

2025/01/21
更新: 2025/01/21

トランプ米大統領は20日、世界保健機関(WHO)から脱退すると表明し、大統領令に署名した。

脱退する理由として、新型コロナウイルスをめぐるWHOの誤った対応や、中国よりも多額な拠出金などを挙げた。トランプ氏は以前から、WHOが中国共産党(中共)寄りであると指摘し、WHOの透明性や公平性に疑義を呈していた。

アメリカはWHOの最大の資金拠出国で、昨年は予算の約15%に相当する4億ドル以上を拠出した一方、人口の多い中国などの拠出金が少ないことへの不満があった。

トランプ第一次政権がWHOに対し、中共寄りの姿勢の是正や拠出金の見直し、透明性の向上などの改革を求めるも、WHOがこれを拒否した。このため、WHOを脱退する意向を表明していた。

今回の大統領令署名により、アメリカのWHO脱退プロセスが再び開始されることになる。

大紀元日本 STAFF