16回のグラミー賞を受賞した音楽プロデューサーも絶賛する神韻の芸術 感動と希望を世界へ

2025/01/23
更新: 2025/01/23

2025年1月19日午後、神韻北米芸術団は、ロサンゼルスの有名な劇場、ドロシー・チャンドラー・パビリオンでの4回目の公演を満席で終え、今年の同劇場での公演を見事に締めくくった。

神韻は中国古典舞踊と音楽を通じ、伝統文化を舞台で表現する芸術団体として、世界的に高い評価を得ている。過去3日間で行われた4回の公演は、すべて満席となり、大成功を収めた。

観客を引き込んだ伝統文化の壮大な世界

19日の午後の公演では、幕が上がり、天国を思わせる壮大な光景が舞台に広がると、観客席からは「わあ」という感嘆の声と拍手が巻き起こった。神韻は約2時間の公演で観客を古代中国の歴史と文化の世界へと引き込み、天上と地上、過去と現在を結びつける独特の体験を届けた。

天国の荘厳な風景や心を揺さぶる英雄の物語、揺るぎない信仰、純粋で真実の愛情、雪に覆われたチベット高原、美しい緑に囲まれた江南の風景など、美しい舞踊や音楽が一体となり、観客は視覚的にも聴覚的にも感動を味わった。

公演終了後、観客は長い間拍手を送り続け、会場を去ることを惜しむ様子が見られた。多くの観客は「神韻を見るのが長年の夢だった」と語り、神韻が伝える伝統的な価値観が現代社会に、必要不可欠であると強調する声も多かった。

「心を揺さぶる体験」「まるで天上の世界」「精神的に深く感動した」といった評価が相次ぎ、ハリウッドの著名人も来場して神韻の芸術性を高く評価した。

音楽界の著名人が語る神韻の魅力

この日の公演には、16回のグラミー賞を受賞した音楽プロデューサー、トム・ルッソ氏も来場。「演出の完璧さ」と「感動的な体験」に感謝の意を示した。

音楽業界で高い評価を受けているトム・ルッソ氏は、レコードプロデューサー、作詞作曲家、ミキシングエンジニアとして活躍している。また、ラテン音楽の分野でグラミー最多受賞記録を保持している人物である。これまでにマイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロス、シェール、プリンス、エリック・クラプトンといった世界的な音楽界の巨星たちとともにアルバム制作を手掛けてきたほか、「スパイダーマン」をはじめとする多くの映画のサウンドトラック制作にも参加している。

ルッソ氏は、神韻の楽団の生演奏について「すべての要素が信じられないほど美しく調和している。作曲、演奏、すべてが卓越していて、驚嘆に値する」と語り、東西の楽器を見事に融合させた神韻オーケストラの演奏に驚きを隠さなかった。また「彼らはこの融合を完璧に実現している。これほど素晴らしいものを目にするのは稀だ」と述べた。

複数のグラミー賞受賞歴のあるハリウッド音楽プロデューサーのトム・ルッソ氏(後列左から1人目)と映画スターの妻アラナ・ユーバック氏(後列右から1人目)とその家族が神韻を鑑賞した (任一鳴/大紀元)

物語の展開についても絶賛し、「2時間でこれほど多くのメッセージを受け取ることができるなんて驚きだ。すべてが素晴らしい形で伝えられている。本当に感謝している」と語った。

さらに、「天国のような光景を見ているような感覚を味わい、とても感動した。神聖なメッセージが心に響き、啓発された」と述べ、「公演は人々を励まし、力を与えるもので、とても感謝している」と強調した。

最後にルッソ氏は、「神韻は毎年新しいプログラムを提供し続けている。その素晴らしさには毎回驚かされるし、これからも楽しみにしている」と述べ、公演への深い満足感を表明した。

ハリウッド女優   神韻は優雅で感動的な舞台

トム・ルッソ氏の妻で、ハリウッド女優のアラナ・ユーバック氏も、神韻の公演に深い感銘を受けたと語った。ユーバック氏は「キューティ・ブロンド」や「天使にラブ・ソングを2」など、150本以上の映画やテレビ番組、舞台に出演。さらにオスカー受賞作を含むアニメ映画やテレビ番組で声優としても活躍している。

「神韻の公演は本当に素晴らしくて、優雅そのものです。洗練されているだけでなく、たくさんの歴史的な知識も学べる」とユーバック氏は絶賛した。

神韻が誇るデジタル背景幕は、天と地、人と自然が一体となった壮大な景色を描き、観客に時間と空間を超えた感覚を与える。この演出についてユーバック氏は、「背景幕の映像は没入する感覚があって、本当に引き込まれました。舞台上のダンサーたちが背景のアニメーションと一体化していく様子は、まるで夢の中のようだ」と語った。

数千年の歴史を持つ中国古典舞踊について、ユーバック氏はその豊かな表現力に驚いた様子だった。「中国古典舞踊はとても美しく、見ていてワクワクする。どの世代でも楽しめる内容だと思う。私たち家族は三世代で観にきたが、みんながその美しさに引き込まれていた」と語った。

ハリウッド衣装デザイナー 「神韻が希望を届ける、世界中に広まってほしい」

ハリウッドの衣装デザイナー、ロシ・ガブルさんはロサンゼルスの音楽センターのドロシー・チャンドラー・パビリオンで神韻北米芸術団の公演を鑑賞 (新唐人テレビ)

「神韻は本当に素晴らしく、驚いた。これまでたくさんの広告を目にしてきたが、ついに公演を観る機会を得て夢が叶った。神韻はまさに圧巻で、美しく、心を打つ舞台だ」

こう語るのは、デザイン学院で10年以上教鞭をとり、自身の名を冠したブランドを展開するハリウッドの衣装デザイナー、ロージー・ガブル氏である。彼女は以前から神韻に注目しており、待望の公演を初めて鑑賞した。

ガブル氏は「ミッション・トゥ・マーズ」や「スタートレック9」といった映画の衣装制作にも携わった実績を持つ。神韻の衣装と舞台演出について、彼女は自身の視点から多くの称賛が語った。

神韻の衣装については「本当に見事で驚かされた」と絶賛。特に配色について、「非常に鮮やかで美しく、観る人を一瞬で引き込む魅力がある」と述べた。また、舞台と背景幕の融合についても、「背景幕が素晴らしく、これまで映画やテレビの仕事を通じて見たことのない革新的な演出だった。舞台上の俳優たちが背景幕と舞台を行き来する様子はとても優雅で、楽しかった」と評した。

さらに、衣装デザイナーとして、神韻の衣装に込められた、色彩の組み合わせや細部へのこだわりに、感銘を受けたそうだ。

「神韻の衣装が使っている生地がどこで作られているのか知りたいし、デザインについてもっと研究したい」と話すガブル氏は、神韻芸術団が提供するカタログを手に取り、「その美しさにインスピレーションを得た」とも述べた。

また、彼女は神韻の衣装について「衣装は優雅で軽やか、そして華麗な刺繍が施されていて、一つひとつが輝いている。アクセサリーや精巧な頭飾りとの組み合わせも完璧だ。(舞踊家の)刺繍入りの靴もとても素敵。男女どちらの衣装も美しくて、見ていて驚きと感動の連続だった」

公演を観たことで、多くの気づきと感動を得たというガブル氏。「神韻は非常に神聖な体験であり、観客全員に希望を届ける舞台だ。特に最後の演目ではポジティブなエネルギーがあふれていて、観ていてとても励まされた。修煉や信仰といったストーリーはとても好きで、心に響くものだった。神韻を観ることで、未来への希望が湧いてきた。神韻がすべての観客を未来への希望で満たしてくれることを願っている」と語った。

最後にガブル氏は、神韻を強く勧め、神韻が世界中に広まることを願っていると述べた。

「神韻は心を啓発する舞台であり、すべての人に観てほしい。新唐人テレビの広告を見て、夫に『絶対に観に行こう』と話したことを思い出す。神韻が世界中を巡り、すべての人にこの素晴らしい舞台を届けられるよう願っている」と結んだ。

教会教育区の学監 仙境からのような美しさ

「神韻の公演はまるで仙境から来たかのようで、異例の美しさを持ち、中華伝統文化を見事に表現している」

ミッション学校区地域教育長のライアン・ゴメス氏は神韻公演を鑑賞(姜麗/大紀元)

こう語るのは、ロサンゼルス大教区カトリック学校の学監であるライアン・ゴメス氏だ。同教区はロサンゼルス地域に250以上の学校を持ち、多くの生徒を抱える。ゴメス氏にとって、今回が初めての神韻鑑賞だったが、深い感銘を受けたという。

*学監(Superintendent)は、アメリカの公立学校地区(School District)において、教育全般の運営や方針を統括するトップの役職。学監の役割は、自治体や州の教育委員会(Board of Education)の下で、教育プログラムや学校運営を管理・指導することにある。

ゴメス氏は、神韻が持つ神聖なテーマについて「私はこの神性に満ちた演出がとても気に入った。心が落ち着き、穏やかになる体験で、言葉では言い表せないほど素晴らしい」と述べた。

また、神韻の舞台美術や演技の質についても絶賛。「神韻の舞踊家は全員がとても優れていて、彼らの演技が心に響いた。衣装や舞踊、そして舞台全体が持つ美しさに加え、舞踊家同士の舞台上での調和がとても感動的だった」と語った。

ゴメス氏は特に神韻の背景に用いられたダイナミックな背景幕について称賛した。「背景のダイナミック幕は素晴らしく、インタラクティブ(相互作用的)で印象深かった。生のオーケストラは間違いなく一流で、高度な水準を誇るものだ。私たちの視覚体験を大いに高めてくれた」と感嘆を表した。

学監としての視点から、ゴメス氏は神韻が強い教育的意義を持ち、あらゆる年齢層の観客に適していることに気づいた。「これは必見だ。誰もが見るべきだ。私はとても大好きだ」