22日、「違法建築の豪邸2棟、引き取り手がないため取り壊し」のトピックスが中国SNSウェイボー(微博)のトレンド入りした。
話題の2棟の3階建ての豪邸は広西チワン族自治区の玉林市にある「古兆村」に2015~16年の間に建てられたものだ。
「誰かが村の農地を違法に売買し、違法に建築した」ものとして村民によって告発され、告発後、豪邸の住民は退去し、それ以来、誰も住んでいない。
豪邸のドアには「この建物は現地当局の許可を得ずに建てられたものだ、公告から20日以内に所有者は申し出るように」と告げる現地当局の張り紙(2023年10月8日付)が張られていた。
しかし、1年以上経っても関連部門による次の行動はないため、村民たちは騒ぎ出し、プレッシャーの中、最近になってようやく取り壊しが行われたという。
この件についている、現地の官僚は「当局は豪邸の所有者を探そうと公告を出したが、取り壊しするという事態になっても所有者は現れなかった。結局豪邸は引き取り手のないものとして処理された」と中国メディアに話している。
関連ニュースをめぐっては、
「腐敗した役人のものに決まってる」
「腐敗役人が自分のものだと申し出る勇気があるわけないだろう」
「取り壊されても損失は豪邸だけで済むが、自分のものだと申し出れば『その金どっから来たのか』と追及されて官職まで失いかねないばかりか、巨額の罰金に刑事罰だってついてくる」
なかには、「当局は本当に所有者を見つけられなかったのか? それともそもそも見つける気がないのか」といった当局不信の声も高い。
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