江藤農水相 政府備蓄米をJA向けに放出へ

2025/01/24
更新: 2025/01/24

24日の記者会見で、江藤拓農水相は政府が備蓄するを放出し、JA(農業協同組合)などの集荷業者に販売する方針を表明した。国が買い戻す条件を付ける。

この決定は、米の市場供給を増やし、価格の安定を図ることを目的としている。農水省が1月17日に公表したデータによると、2024年産の米の相対取引価格の年産平均は60kgあたり2万3715円となり、1990年以降で過去最高値を記録した。

江藤氏は、米の需給状況について「決して健全な状態だとは思っていない」と述べ、市場への供給を促進するため、備蓄米の放出を決定した。

この措置により、JAなどの集荷業者は政府から米を購入し、市場に供給することが可能となる。これにより、米の流通量が増加し、価格の安定化が期待されている。