神韻へのいざない 共産主義以前の中国の伝統文化

「世界レベルの舞踊と音楽が融合」「バラエティに富んでいて大変満足」…称賛の声相次ぐ 満員御礼の神韻八王子公演

2025/01/25
更新: 2025/01/25

23日、米ニューヨークを拠点とする中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は、東京にあるJ:COMホール八王子で公演を行った。

神韻の公演は、古典舞踊や舞踊劇、オリジナル歌曲の独唱、中国楽器の独奏など、約20の演目を披露。唐代宮廷の宮女の優雅なふるまい、三国志や水滸伝の武人たちの武勇伝、そして後世に受け継がれる孔子の仁義礼智信や老子の知恵などに触れることができる。

現在、神韻は8つの同規模の芸術団を擁している。アメリカやヨーロッパをはじめ世界各国で同時に巡回公演を行ない、一大センセーションを起こしており、全世界で賞賛する声が相次いでいる。

「色彩と音の祭典」—米紙シカゴ・トリビューン

「舞踊、楽曲、音楽、神韻は全てが完璧です。パフォーマー間の協調は最高レベルです—元ドイツ財務副大臣ミヒャエル・マイスター氏

「必ず鑑賞して欲しい」—ラジオ番組「サウンド・アドバイス」の司会者、クラシックの専門家リック・フィリップス氏

バレエ教師が大絶賛「技術の高さに感動」

23日、バレエ教師の椎原りえさんと娘の椎原貴子さんは東京にあるJ:COMホール八王子で神韻の公演を鑑賞した(牛彬/大紀元)

バレエ教師の椎原りえさんと娘の椎原貴子さんが神韻の公演を鑑賞した。椎原りえさんは、「ものすごい訓練と素晴らしい技術の高さに感動しました」と絶賛した。

「技術力が半端ないというのと、もちろん構成、音楽、照明、踊り手が全部確実に一体化しているじゃないですか。これは半端ない練習量だろうな」と神韻の全体的な演出効果に感銘を受けていた。

神韻アーティストが舞踊を披露(神韻芸術団提供)
神韻ダンサーが舞踊を披露 (神韻芸術団提供)

椎原さんは、舞踊における細やかな技術に着眼した。神韻のダンサーが舞った後に着地した際、足音がしなかったという。「ジャンプするという感じだけど、そうじゃなくて、フワーって降りてくる」「音がしないのは、ドンと落ちるのではなく、つま先からスッと落ちてくる。シュッとバネのように落ちてくる。重力がない」と語った。

娘の椎原貴子さんも、舞踊劇について「表現力も素晴らしかったし、見ててすごい引き込まれる感じ」と絶賛。「セリフがないのに、何を表現したいのかというのがすごくよくわかる」と話した。

神韻の演目は、古典舞踊、舞踊劇、中国楽器の独奏、神韻オリジナル楽曲の独唱など20の演目からなる。

さらに、椎原りえさんは神韻の音楽についても感動を語った。「オーケストラよかったね。面白かったね。二胡は最高で、泣いちゃいました。良すぎて」「心の中に入ったら、スーって涙が出てきちゃった。心が洗われたんでしょうね。よかったです」と感激していた。

「素晴らしいし、美しい」「見たことがないような演出」……伝統美が心の琴線に触れる

23日、介護福祉施設で管理職を務める足立陽輔さんは東京にあるJ:COMホール八王子で神韻の公演を鑑賞した(牛彬/大紀元)

介護福祉施設で管理職を務める足立陽輔さんは、神韻の公演を鑑賞して、「とても楽しかった」と語った。公演を鑑賞するきっかけとして、エポックタイムズが掲載する神韻公演の特集記事を見て、公演を観に行こうと決めたという。

卓越した舞踊について、「素晴らしいし、美しいし、皆笑ってる」「綺麗で、びっくりしました」と称賛した。

最初の演目で幕が上がると、荘厳で美麗な天上の世界が目の前に広がる。足立さんも「びっくりしましたね。綺麗」と高評した。

神韻公演の舞踊劇 イメージ画像(神韻芸術団提供)
神韻アーティストが舞踊を披露 (神韻芸術団提供)

デジタル背景幕についても、「観る前はただ絵が映るだけかなと思ったけど、あのように映像が本当に動いたりしていて、すごく楽しかったです」と語った。

神韻が独自に特許を取得した3Dのデジタル背景幕は、ステージ後方に鮮やかな光景を映し出す。公演における大きな見所の1つだ。デジタル背景幕と舞踊者のパフォーマンスが絶妙に一体となって、臨場感あふれる舞台効果をもたらしている。

足立さんは、テノール歌手に「すごいです。素晴らしいですね。歌詞を見ながら聞いてると感動しますね」と感動を語った。

神韻の声楽家は、古くからオペラ歌手などに伝えられてきた高難易度のベルカント唱法を会得しており、劇場全体を包み込む。

23日、公益社団法人の理事を務める高橋清彦さんと妻の高橋美佐江さんは東京にあるJ:COMホール八王子で神韻の公演を鑑賞した(王聞良/大紀元)

公益社団法人の理事を務める高橋清彦さんは、妻の高橋美佐江さんと神韻の公演を鑑賞。

高橋清彦さんは、「本当にどれも素晴らしい」「第一印象は綺麗だと思いました。皆さん揃っている。全く乱れるところがなく、相当訓練を積まないとできないのではないか」と称賛した。

神韻アーティストが舞踊を披露 (神韻芸術団提供)

高橋美佐江さんも、「とても素晴らしいです。訓練されているなというのがよく分かります」と舞踊の背後にあるダンサーの努力を感じ取っていた。「本当に細部まで全て神経が行き届いているなという感じです」と称賛した。

高橋清彦さんは、「プロジェクションマッピングと演舞が素晴らしくマッチングして、これまで見たことないような演出だった」と演出の妙を讃えた。

最後に、高橋清彦さんは「もう素晴らしいの一言ですね。ぜひ見ていただきたい」と称賛し、「メッセージ性もあるし、踊りも歌も素晴らしいので、一度と言わず、見た方がいいと勧める気持ちになりますね」と語った。

「バレエティに富んでて大変満足」大学教授が称賛

23日、学術団体の顧問で、大学教授も務める安田信之助さんは東京にあるJ:COMホール八王子で神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

学術団体の顧問で、大学教授も務める安田信之助さんは、「非常に素晴らしく、解説も入るので分かりやすく、初めて見たんですが感動しました」と語った。

生演奏のオーケストラと舞台の合わせについて、「素晴らしいですね。二胡も素晴らしく、全体的にバラエティに富んでいて飽きなくて大変満足しました」

記者から現代社会での伝統文化の重要性について聞かれると、安田さんは「伝統文化を知るということは人類のこれまでの歴史を知るわけですから、それによって未来へのいろんな問題が起こっても、未来に対し生きていく一つのヒントがいろいろとあります。それは歴史の教えとして非常に理解しておくことが重要です」と話した。

神韻芸術団は、共産主義以前の中国の伝統文化を復興することを使命としている。そのことについて、「非常に素晴らしいですね」と神韻の使命に賛同していた。

23日、医院理事長の横山正人さんは東京にあるJ:COMホール八王子で神韻の公演を鑑賞した(藤野偉/大紀元)

「世界レベルの舞踊と音楽が融合しているので、素晴らしいなと思います」

医院理事長の横山正人さんは神韻の公演についてこう語り、「素晴らしいものを見せていただきました」と絶賛した。

「日本とも通じるんですけど、手の細かい動きとか、体全体のダイナミックな動きとか、東洋的な美がうまくまとめられているような気がして、その点が素晴らしいと思います」と神韻の美しさを分析していた。

神韻には、「神々の舞の美しさ」という意味がある。

2023年神韻公演の演目「楊貴妃」のシーン(神韻芸術団提供)

横山さんは、ダンサーの表情にも注目していた。「目の動きとか口の動きとか表現豊かで、それが伝わってきて良かったです」 「オペラのような重厚感のある体全体に伝わってくる感じと、その舞台の躍動感がマッチしていて良かったなと思いました」

23日、産業機械サプライヤーの元社長である岡林徹行さんは東京にあるJ:COMホール八王子で神韻の公演を鑑賞した(牛彬/大紀元)

産業機械サプライヤーの元社長である岡林徹行さんは、「やっぱり、足の先から手の先まで非常に柔らかく神経が行き届いてるなっていう舞踊でした」と舞踊における精巧さを絶賛していた。

岡林さんは、神韻ダンサーの舞踊レベルと身体能力を称賛、「綺麗だし、飛び上がってもすごい、ジャンプもすごいし、回転してもすごい。みんなすごいトレーニングをしているなという気がしました」と語った。

「昔のそういうあの文化とか舞踏というものを真剣に取り組んでやってるっていうところが、やっぱりすごく感動しました」「すごかったです。また見たいと思います」

神韻アーティストが舞踊を披露 (神韻芸術団提供)

二胡による独奏についても、「二胡も、生で聴いたのは初めてですけど、すごいこう心琴に触れるというような音です。良かったですね」と感銘を受けていた。

神韻は共産主義以前の中国の伝統文化を披露しており、世界で巡回公演を行い、各界から絶賛が相次いでいる。しかし中国共産党が支配する現在の中国本土では公演することは禁止されている。

そのことについて、岡林さんは「今の中国はそういうのがなくなってきてますね。残念です」と述べ、「昔の毛沢東の時の文化大革命とかで学生も破壊していたが、やっぱり昔の文化を守るっていうのがやっぱり必要ですね」と伝統文化の必要性を語った。

公演のチケットはチケットセンター(0120-91-8487、午前10時〜午後6時)のほか、公式ホームページから購入することができる。チケットぴあや楽天チケット等、大手チケット予約サービスでも取り扱いがある。

神韻芸術団は、共産主義以前の中国の伝統文化の復興を掲げ、世界各国の名だたる劇場で上演。昨シーズンには5大陸200近い都市をめぐり、数々の世界トップレベルの劇場で満員の大盛況を記録した。

2021年10月24日、アイオワ州のパラマウント・シアターでの喝采を浴びる神韻芸術団  (Hu Chen/The Epoch Times)
イタリア・ベルガモ市の著名な劇場「Teatro Donizetti」での神韻公演(神韻芸術団提供)
 
 

大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。