スズキの故鈴木修氏にインドの国家勲章「パドマ・ビブシャン」が授与

2025/01/27
更新: 2025/01/27

インド政府は2025年1月25日、スズキの創業者故鈴木修氏に国家勲章「パドマ・ビブシャン」を授与すると発表した。同勲章は民間人に贈られるインドの国家勲章として2番目に高い位置づけにある。複数のメディアが報じた。

2024年12月に94歳で死去した鈴木修氏は、40年以上にわたりスズキの経営トップとして会社を率い、そのカリスマ性は自動車メーカーの中でも際立ったものだった。

1983年、自動車がほとんど普及していなかったインドで生産を開始した鈴木氏は、地域密着型の戦略で国民の信頼を勝ち取り、現地の子会社マルチ・スズキをインド自動車最大手に成長させた。インドの乗用車販売台数シェアは約4割を占めている。

インドのモディ首相は、鈴木の死去の際「数え切れないほどの人々の生活に有益な影響を与えた」と功績を称えた。

「パドマ・ビブシャン」はその他日本人では、2021年に安倍晋三元首相が授与している。