アメリカとの協力による移民受け入れが順調に進んでいる=メキシコ大統領 

2025/01/28
更新: 2025/01/28

メキシコ大統領のクラウディア・シェインバウム氏は、1月27日、メキシコ政府がアメリカのトランプ政権と緊密に協力して、数千人の帰還移民を受け入れる準備を進めていると述べた。

過去一週間、メキシコはアメリカから強制送還された移民を受け入れた。これにはメキシコ国籍以外の移民も含まれており、中米の国々もアメリカと同様の合意を結び、他国からの送還者を受け入れる可能性がある。

アメリカのニュースサイト「ブライトバート」によると、シェインバウム氏は、1月20日から1月26日の間にメキシコが4093人以上の移民を受け入れたと述べている。その大部分は強制送還されたメキシコ人だ。

シェインバウム氏は、「先週、米国務長官のマルコ・ルビオ氏が私たちの首相フアン・ラモン・デラフエンテ氏と電話をした後、移民問題を専門に扱う作業部会を設立した。この部会を、私たちが重要だと考える他の議題にも拡大したいと考えている」と述べた。

シェインバウム氏は、アメリカ合衆国税関・国境警備局(CBP)とメキシコの移民官員とのさまざまな会議において、すべての問題が解決されたと補足した。

シェインバウム氏は、「私たちはすでに国境地域に受け入れセンターを設置しており、ここで国外追放された国民を受け入れ、『メキシコはあなたを抱きしめる』(Mexico Hugs You)プログラムで彼らを歓迎する」と述べた。

トランプ大統領は以前、2月1日からメキシコとカナダからの商品の輸入に25%の関税を課すと発表した。メキシコの輸出品の約80%は、世界最大の経済大国であるアメリカに向けられている。

ホワイトハウスの貿易顧問であるピーター・ナバロ氏は、先週CNBCに対して、トランプ氏がカナダとメキシコに関税を課す理由は、これらの国に圧力をかけて不法移民や麻薬のアメリカへの流入を防ぐためであると述べた。

李皓月