このほど、中国江西省上饒市(じょうじょうし)にある豪邸で札束ばらまき事件が起きた。
落成式のこの日(1月25日)、豪邸の住民たちは建物の上層階のベランダから、地上にいる村人に向かって札束をばらまき、お祝いした。
紙幣は、そのピンク色からして最高額の「百元札(100元=約2千円)」のようだ。
空から降ってくる大量なお札、一枚でも多く手に入れようとする「地上の民」は我先に奪い合っていた。
なかには、このイベントを事前に知っていたのか、それともたまたま居合わせたのかわからないが、傘を広げ逆さにして、キャッチできる確率を高めようと狙う輩までいた。
「そんなに富をひけらかして、大丈夫か?」といったタイトルをつけられて海外の華人圏にまで流れているこの動画。
「遠洋捕獲のターゲットにされるぞ」「強盗に遭いそう」といった心配の声も多く寄せられている。
なお、「遠洋捕獲(中国語:釣魚執法)」とは、貧しい省の公安部門が「事件捜査」を口実に、経済が発達している他省へ赴き、権力を濫用して、個人や企業に濡れ衣を着せ金を巻き上げるやり方で、中国の社会問題にもなっている。
(当時の様子)
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