バレンタインデーの日(14日)、中国検索エンジン最大手の「百度(バイドゥ)」でトレンド入りした話題は、「生理中のお寺参拝はタブー」だった。
広東省清遠市(せいえん-し)にある道教寺院(「三嘉北帝古廟」)では、「生理期間中の女性は参拝してはならない」と注意喚起する看板が立てられていたとして物議を醸している。
同看板によれば、立ち入り禁止の理由は「神への冒涜にあたるからだ」である。
関連トピックスをめぐっては、反対の声も上がっているが、それでも「実際、中国の多くの地方で、このようなタブーがあるからしょうがない」と理解を示す声も多い。
世論から注目されるこの問題について、お寺の職員は12日、「生理期間中の女性は、寺の周辺を参観することはできるが、不浄なものを持ち帰る恐れがあるため、参拝してはならない」と答えている。

いっぽうで、台湾ではそのような社会的タブーの払拭に向けて前進している。
「世界月経衛生デー」にあたる2023年5月28日。「生理中も参拝できます」と6つの廟や地方自治体が共同で宣言したのだ。
なお、日本では生理中でも、基本的に神社の参拝は禁止されていないが、「やはり生理中は参拝をしてはいけない」と昔から言われている。
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