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中国 「愛国は口だけ?」

中国の著名医師 米国で病死 「愛国は口だけ?」の声

2025/03/16
更新: 2025/03/16

3月2日、中国の著名な放射線科学者の戴建平(たい けんぺい)氏(79歳)がアメリカで肺炎により死去したと中国メディアが報じた。

戴氏は北京にある「天壇病院(首都医科大学附属北京天壇医院)」の元院長、中国医師会(中華医学会)の副会長といった肩書も持っていた。

関連ニュースには「愛国」をめぐる議論が熱く、多くの皮肉が殺到している。

「中国の著名医師にして大病院の院長が、なぜアメリカの病院へ行くのか」

「本当の愛国者ならば外国ではなく、中国の病院で治療すべきだ」

「愛国者はみな口だけ、結局は体が一番正直」

社会主義体制下の中国共産党政権下では、建前は綺麗事を言い、いざ不都合なことが起きると手の平を返し、前言を翻すケースは多く見られる。

それも仕方がないことだ。中共の上層部の官僚たちも海外に多額の資産を蓄えており、党首の習近平すら中共の偉大さを語りながら、海外に7千億ドルもの資産を持ち、退路を確保している。



習近平の家族が7億ドルの資産所有か 米国が中国共産党の腐敗を告発

アメリカ議会の新報告書によると、習近平の家族が7億ドルの資産を持っていることが明らかになり、習の反腐敗姿勢に疑問が生じている。

愛国という言葉にしてもそうした欺瞞に満ちている。

反日教育を大々的に推進し、愛国感情を大いに刺激した江沢民も、戦時中、共産党が抗日を叫んでいた中、親日の汪精衛の傀儡政府の創設した中央大学で、高等教育を受けることを選択した経緯があり、見事に手の平を返している。中国人は、そうした事実を知らずに、中共に欺瞞の中で中共を批判している。

「共産党についての九つの論評【第九評】中国共産党の無頼の本性」には次のように記されている。

全ての中国人を服従させる必要のある大事に当っては、「愛国主義」、「民族主義」方式で民衆を緊急動員する。台湾、香港、法輪功、米軍用機衝突事件などについては、恐喝と集団洗脳で全国人民を一種の戦闘状態に引きずり込む。これはかつてのドイツにおけるファシストの手口とよく似ている。



共産党についての九つの論評【第九評】中国共産党の無頼の本性

歴史上、中共は、危機に遭遇するたびに改善しているように装い、人々に中共に対する幻想を引き起こさせてきた。しかし、これらの幻影は、一つの例外もなくことごとく水泡と帰していったのである。今日、目先の利ばかり求めて見せびらかす、中共方式の経済繁栄という偽りの姿の下で、人々は共産党に対してまたも幻想を産み出してしまっている。

この記事で述べられている見解は著者の意見であり、必ずしも大紀元の見解を反映するものではありません。
李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!