Gan Jingワールドは、「思いやり」に秘められた力を称える世界的な運動「#思いやりってステキ 2024年動画コンテスト」の受賞者を発表した。今年のコンテストでは、参加者にハッシュタグ#思いやりってステキ(#KindnessIsCool)を付けてGanJingWorld.comに動画を投稿することで、多くの人々に「思いやり」の行動を広めることを目指した。コンテストは50か国以上から2万6千件以上の投稿が寄せられ、11か国語で150か国にわたり心温まるストーリーが1千万回以上閲覧された。「思いやり」という言葉が東西を問わず人々に共鳴する普遍的な価値であることが証明された。
2025年3月28日には、ニューヨークのタイムズスクエアで受賞者を祝う壮大なイベントが開催され、世界中の人々に心温まるストーリーが披露される予定だ。今年のコンテストでは驚くほど多くの応募があり、各賞の受賞者は以下の通りとなった。
■金賞・賞金1万ドル(約150万円)
受賞者 ジェームズ H.ホワイト(James H. White)氏
『Hero in Uniform(制服のヒーロー):ハリケーン・ヘレーネ救援活動を主導する陸軍軍曹』
ハリケーン「ヘレーネ」による壊滅的な被害を受けた地域社会で、陸軍軍曹マイケル・シャープス氏が元軍人たちとともに救援活動に従事した。その献身と無私の行動はシンガーソングライターのジェームズ・H・ホワイト氏に深い感銘を与え、「ボーン・トゥ・ライズ」という力強い英雄賛歌を作曲するきっかけとなった。この動画は困難な状況で立ち上がり、人々のために尽力する英雄像を描き出している。ジェームズ氏は賞金を「Save Our Allies」や「Aerial Recovery」といったNGOと分かち合うことを決めた。
■銀賞・1千ドル(約15万円)
受賞者 オードリー(Audrey)氏
「言葉がなくても、心に深く染みる愛情💛 | 短編動画『古い靴』」
実話を基にした短編映画『古い靴』では、小さな思いやりの行動が深いつながりと感謝へと変わる様子が描かれている。卓越した映像表現と繊細なストーリーテリングが評価された。
■銅賞・500ドル(約7万5千円)
受賞者 以下10名
・HAIR ASMR ジェイフン(HAIR ASMR CEYHUN)
衝撃の結末! セカンドチャンス 短編動画 / ホームレスを支援するASMR
人気コンテンツクリエイターのHAIR ASMRジェイフン(フォロワー数100万人超)が制作したショートフィルムでは、ホームレスの女性が感動的に変化する様子を描いている。単なるメイクアップを超えた思いやりと支援の深さを捉えた内容だ。また、ジェイフンはこの動画制作と並行して、現実に人生が変わった人々や慈善活動の様子も記録しており、ホームレスの厳しい現実に光を当てながら、子どもたちに喜びを届けている。
・キャスト・バイ・ライト(Cast By Light)
Be With You(ビー・ウィズ・ユー)
『Be With You(ビー・ウィズ・ユー)』は、三世代家族が文化や世代間のギャップに向き合う姿を描いた心温まる作品だ。祖父と嫁との不和が家族を引き裂きかけるが、愛情と理解によって壁が取り払われ、和解へとつながる物語となっている。
・ルーメン・アカデミー(米国ボストン)(Lumen Academy, Boston, US)

ルーメン・アカデミー(米国ボストン)
ルーメン・アカデミーでは「思いやり」をコミュニティの基盤としている。3年生と4年生の生徒たちは「思いやりの傘」と題したポスターを制作し、学校の規則や目標をまとめた。すべての規則は思いやりに基づいており、生徒たちはさらに心温まるエッセイも執筆した。このプロジェクトは生徒一人ひとりに深い影響を与え、自分の判断が思いやりに導かれているかを考えるきっかけとなっている。
・李先生
バーントヒルズ=バルストン・レイク ハイスクール(米国)(Burnt Hills-Ballston Lake High School, US)

「思いやり」のショート・シリーズ
ニューヨーク州北部のバーントヒルズ=バルストン・レイクハイスクールでは、「Kindness Is Cool(KIC)(思いやりってステキ)」イニシアチブに20人の生徒が参加した。彼らは思いやりある行動を通じてストレスやいじめを減らし、コミュニケーションを活発化させ、コミュニティとしての絆を深めながら校内に前向きな環境をもたらした。
・マルコ・イン・アメリカ(Marco in America)
ティーンエージャーのためのプロム(謝恩会)用スーツ・ドレスの無料提供
地域イベント「プロム・エクストラバガンザ」は、ティーンエージャーにプロム用スーツやドレスを無料で提供する取り組みだ。この活動は地元企業からの寄付やボランティアの協力によって成り立ち、高校生全員が経済的事情に関係なく特別なプロム体験を享受できるよう支援している。
・クイン・フェルナンダ・フタウルク(QUINN FERNANDA HUTAURUK)
思いやりってステキ(Kindness Is Cool)
10歳のクイン・フェルナンダ・フタウルクさんが、昨年の受賞者が作曲した「Kindness Is Cool」を見事に歌い上げている。心のこもった歌声と美しく創造的な編曲で、思いやりの力を広めている。
・公立中学SMPN29バタム校(インドネシア)(State Junior High School 29 Batam (Indonesia))
GanJingワールド SMPN29バタム校(インドネシア)へようこそ
約1千人の生徒と32人の教師が在籍するSMPN 29 バタム校では、「Kindness Is Cool(思いやりってステキ)」コンテストを通じて、創造性と人格形成を育む取り組みが行われ、生徒たちが学校全体で思いやりを発信するイベントも開催された。この取り組みは、生徒たちの創造性を刺激し、思いやりを分かち合い続けようとする意識を育て、未来のリーダーたちの人格形成にもつながるものとなった。
・クリアビュー・キッズランド(Clearview Kidsland)
「行動する若者たち:フードバンクでのボランティア活動を通じて地域社会をサポート」
クリアビュー・キッズランドでは、保育園児から小学6年生まで100人以上が参加し、「思いやり」をテーマに19本のビデオを制作した。フードバンクでのボランティア活動など、地域社会への貢献も収録されている。
・NDP
『20年越しの請求書』
『20年越しの請求書』は、幼い泥棒と屋台店主との出会いによって二人の人生が永遠に変わる物語だ。「思いやりの種は蒔けば最も甘い果実となる」というメッセージが込められている。
・トゥルース・ビデオ・メーカー(Truth Video Maker)
わたしの願いごと
日本からは『わたしの願いごと』という短編動画が紹介されている。この作品では、一冊の本が家族を導き、少女の願いが叶う過程が描かれており、家族愛や理解による奇跡的な出来事が表現されている。
■学生の声 スクール賞・$500(約7万5千円)
GanJingワールドは「学生の声 スクール賞」として2つの大学に賞金500ドルを授与した。
・ホーチミン市 教育大学(ベトナム)

ホーチミン市教育大学ではアメリカ文学専攻学生たちが「思いやり」をテーマに短編動画を制作し、その創造性で視聴者に感銘を与えている。
・ホーチミン市 工科教育大学(ベトナム)

ホーチミン市工科教育大学でも新入生200名が55本ものショートビデオを制作し、「思いやりアンバサダー」として活動している。
■佳作
・私たちの世界 Our World
8歳のプリシラが祖母のために朝食を準備しながら「思いやり」や「受け入れること」そして「外見ではなく内面の価値を大切にすることの美しさ」について思いを巡らせる心温まる動画。
・寓話
『金の卵を産むガチョウ』の物語を美しく再現したアニメ。「感謝すること」と「満足すること」の大切さを、時代を超えて諭している。真の豊かさとは、欲ではなく感謝の心から生まれると、観る人に思い起こさせてくれる。
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