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台湾・香港 「愛(中)国」路線から急速な変更をせざるを得なくなった者も…

台湾で「武力統一」を扇動する中国人インフルエンサーに迫る「ツケ」

2025/03/30
更新: 2025/03/30

かつて、SNSなどを通じて「台湾は中国のもの」などと叫んでいた台湾在住の中国人インフルエンサーたちは、この頃、次々と台湾から追放されている。

命からがら残った者たちも、わが身に迫る「キケン」を察知して、これまでの「愛(中)国」路線から急速な変更をせざるを得なくなっているようだ。

 

台湾の頼清徳総統は3月13日、国家安全保障高官会議を開催し、初めて公式の場で中国共産党を「外国の敵対勢力」と明確に定義した。画像はその時に撮影されたもの。(宋碧龍/大紀元)

 

「湾湾小月」の急転換

中国の人気インフルエンサー「湾湾小月」は、かつて台湾の街頭で「台湾は中国の一部だ」と声高に歌い上げ、台湾を「台湾省」と称すなどの愛(中)国コンテンツを多く投稿して、抖音(Douyin、中国版TikTok)で20万人以上のフォロワーを集めてきた。

しかし最近になって、彼女の投稿内容が一変した。なんと、台湾名物の牛肉麺やタピオカミルクティーなどを題材とした日常生活を紹介する「グルメ系ブロガー」へと路線変更したのだ。

過去の彼女による「武力統一(武統)」を煽る動画は消え、敏感な政治発言はもうしなくなったようだ。

いっぽうで、こうしたインフルエンサーの急な路線変更をうけ、ネットユーザーからの皮肉も多い。

「もう帰国の準備をしたほうがいいよ」
「祖国には牛肉麺が食べきれないほどあるぞ」
なかには、「見せしめはまだ始まったばかりだ」といった警告する投稿も相次いだ。

「武統を煽り中共の代弁者となってきた者たちがようやく責任を問われる時が来た」「とても良い流れだ」と喜ぶ声も少なくない。

台湾に潜り込んだプロパガンダ勢力が追放される流れは、今後さらに加速するだろう。

 



台湾で「愛(中)国系中国人インフルエンサー」への処罰相次ぐ

中国による台湾の「武統(武力による統一)」を扇動する中国人インフルエンサーに、台湾当局の反撃開始。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!