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国際 1999年中南海直訴「四・二五」から26年、ろうそくの灯が語る信念と希望の物語

ニューヨークを照らす希望の灯 中共による法輪功弾圧から26年・追悼キャンドルナイト【動画あり】

2025/04/21
更新: 2025/04/21

1999年4月25日は、1万人もの多くの法輪功学習者が、中国天津市で不当に逮捕・拘束された学習者の解放を求め、中国共産党(中共)の権力中枢である「中南海(北京市)」に参集し、陳情を行った日とされている。

後に、中共当局はこの陳情活動を政治活動と決めつけ、同年7月に開始した弾圧に利用した。

しかし、当時、この陳情に参加した学習者は、組織的な行動は一切なく、学習者一人ひとりが自主的に参加したもので、中南海を取り囲んだのも、警察から指示であり、極めて静かな、平和的な直訴活動だったという。

約1万人による無言の抗議。秩序正しく、静かで理性的なこの抗議行動は、現代中国史上最大規模の信仰による平和的請願として記録された。

 

法輪功学習者1万人による「中南海(北京市)」での直訴当時の写真、1999年4月25日(NTD新唐人テレビより)

 

ニューヨーク

――夜空を切り裂くように並んだ千の灯が、沈黙の中で真実と希望を語り続けた。1999年4月25日の中国。

1999年の北京での「四・二五」平和陳情から26年を迎えた4月19日、米ニューヨークの中国総領事館前に法輪功学習者約500人が集まり、中共の迫害により命を落とした学習者への追悼と迫害停止を訴えるキャンドルナイトを行った。

彼らの手に握られた小さなろうそくの灯は、自由・信仰・正義を求める強い意思の象徴だった。

会場に静かに流れていたのは、法輪功学習者たちが2013年にワシントンで行われたキャンドルナイトのために作られた歌『燭光(和訳:ロウソクの光)』だ。

この歌は「一点点燭光(ひとつひとつのろうそくの灯)」に込められた祈り、苦難の中でなおも希望を失わぬ心、そして「真・善・忍」という価値を広げたいという想いを綴った鎮魂の詩である。

悲しみの旋律とともに、参加者たちは静かに目を閉じ、亡き仲間たちに思いを馳せながら、平和と正義を信じ続ける決意を新たにしていた。

 

2025年4月19日、米ニューヨーク・中国総領事館前で行われたキャンドルナイト(NTD新唐人テレビより)

 

「たとえ拷問を受けようとも、命を奪われようとも、私たちは真実を伝えたい」
「ろうそくの灯は、私たちの信念と慈悲の証です」

ニューヨークのキャンドルナイトに参加した法輪功学習者たちはメディアの取材に対してこう訴える。

まさに『燭光』という歌の歌詞にある「一点点燭光 一份份希望(ひとつひとつの灯が、一つひとつの希望となる)」という言葉通り、ろうそくの明かりは、圧政の暗闇にささやかながらも確かな光を放っていた。

夜が深まるにつれ、会場には「真・善・忍」の三文字が灯火によって浮かび上がり、蓮花灯が風に揺れた。
 

 

「燭光」の歌詞

歌はこちらで聞けます(こちらをクリック

燭光 

一點點燭光  
一曲曲悲歌  
訴說著修煉者的英雄悲壯

一點點燭光  
一首首史詩  
他講述著修煉者的慈悲堅強

點一支蠟燭  
傳遞真誠和善良  
點一支蠟燭  
把世界照亮

一點點燭光  
一座座橋樑  
連接著世間的正義和善良

一點點燭光  
一份份希望  

ーーー和訳ーーー

ロウソクの光

ひとつひとつのロウソクの光は、修練者の悲壮を語る悲歌です。

ひとつひとつのロウソクの光は、修練者の慈悲と強さを語る叙事詩です。

誠意と優しさを伝えるロウソクを灯そう、世界を照らすために、ロウソクを灯そう。

ひとつひとつのロウソクの光は世間の正義と善良をつなぐひとつひとつの架け橋です。

ひとつひとつのロウソクの光は真・善・忍のすばらしさを世界に伝えるひとつひとつの希望です。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!