第266代ローマ法王フランシスコ(88)が21日、バチカン市国内の自宅で死去した。バチカンが発表した。
フランシスコ法王はアルゼンチン出身で、史上初の南米出身かつイエズス会出身のローマ法王。2013年に選出され、在位は12年に及ぶ。在位中、貧困層や移民、LGBTQ、環境問題への取り組みなどを重視した姿勢で知られていた。
2019年11月、フランシスコ法王はローマ法王として38年ぶりに訪日。長崎・広島の被爆地を訪れ核兵器廃絶を訴えたほか、東京で東日本大震災の被災者と面会した。
今後、バチカンのシスティーナ礼拝堂で新たな法王を選出する「コンクラーベ」が始まる見通しだ。
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