2021年に始まった新型コロナウイルスのワクチン接種。その後の数年間で、日本の人口動態に「ある変化」が生じている。
藤江氏の著書『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死ー知ってください、衝撃の事実』(方丈社)は、政府の公式統計をもとに日本で起きている「人口減少」を示し、警鐘を鳴らしている。
本書では、がんや心疾患、老衰といった一般的な死因が多くを占める中で、新型コロナウイルスそのものによる死者が全体の2.4%程度にとどまるとされている点に注目。こうしたデータから、藤江氏は「何か他の要因があるのでは」と問題提起した。
特に、新型コロナワクチンの接種後に報告されている死亡事例と、人口動態の変化との間に何らかの関連がないかを疑問視しており、その見解は多くの議論を呼んでいる。
政府は、ワクチン接種後の死亡について「因果関係は確認されていない」との立場をとっている一方で、本書では厚労省が公開している「10万人あたり1.7人」という接種後死亡のデータにも言及し、単なる感情論ではなく、グラフや数値に基づく考察を展開している。藤江氏の主張している「データから何かを読み取ろうとする視点」そのものに価値があるのではないだろうか。
厚生労働省が発表している人口動態統計によれば、2022年の死亡者数は前年より約13万人増加。この傾向は翌年も続いており、藤江氏は「高齢化だけでは説明できない」として、読者にこの現象の背景を考えてほしいと訴えている。
『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死』はワクチン賛成派・慎重派を問わず、「何が本当に起きているのか」を考えるための出発点となる。見落としてはならない現実があるかもしれない——そんな視点を、今あらためて持つことが求められているのかもしれない。
『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死ー知ってください、衝撃の事実』(方丈社)は全国の書店のほか、楽天ブックスやKindleなど各種電子書籍ストアでも手に入れることができる。本書は“見えない危機”を知る最初の一歩となるかもしれない。

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