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ルビオ氏 ロンドンで行われるウクライナ和平会談に出席せず

2025/04/23
更新: 2025/04/23

アメリカ国務省の報道官は22日、マルコ・ルビオ国務長官が今週ロンドンで行われるウクライナとヨーロッパの官僚による和平会談に出席しないことを発表した。その理由として後方支援に関する問題がある。

報道官は「ご存知の通り、ルビオ国務長官は非常に多忙だ」と述べ、さらに「これは会談に対する態度ではなく、彼(ルビオ氏)のスケジュールにおける後方支援の問題に関する声明だ」と付け加えた。

今回のロンドンにおける会談は、ルビオ氏がトランプ大統領のスティーブ・ウィトコフ中東問題特別代表と先週パリでヨーロッパの首脳たちと会談し、ウクライナ紛争の終結に向けた努力を話し合った後に行われる。トランプ氏のウクライナおよび退役中将のキース・ケロッグロシア問題特別代表が、今後の会議にアメリカを代表して出席する。

ウクライナとロシアの間で4年間続いている戦争について、報道官は、トランプ大統領とルビオ氏が「外交的手段で問題を解決したいと考えている」と述べた。

ルビオ氏は18日にパリでの会談後、ロシアとウクライナの交渉が進展しない場合、アメリカは「方向転換」をし、もはやロシアとウクライナの平和協定を促進しようとしない可能性を示唆した。これは、トランプ大統領が暴力を終わらせたいと明言しているにも関わらずだ、とホワイトハウスは発表した。ルビオ氏は記者に対し、ロシアとウクライナの和平交渉がすぐに明確な進展を見せない場合、トランプ大統領は仲介の努力を放棄するだろうと述べた。

ルビオ氏は「私たちは数週間または数か月にわたってこの努力を続けることはない。今、私たちは(双方に)非常に迅速に決定を下す必要がある。私が言っているのは、数日以内に今後数週間で合意を達成できるかどうかを確認できるかということだ。(トランプ)大統領はこのために多くの時間とエネルギーを投入した。これは重要なことだが、他にも同じくらい、あるいはそれ以上に注目に値する本当に重要なことがたくさん進行している」と述べた。

2月、ウクライナのゼレンスキー大統領はホワイトハウスでトランプ大統領と副大統領のヴァンス氏との間に対立があったため、両国の鉱物資源に関する協定が予定通りに署名されなかったことが明らかになった。

(本記事は「The Hill」の報道を基にしている)

秋生
中国語大紀元の記者