【ニュースレターが届かない場合】無料会員の方でニュースレターが届いていないというケースが一部で発生しております。
届いていない方は、ニュースレター配信の再登録を致しますので、お手数ですがこちらのリンクからご連絡ください。

米財務長官とマスク氏が怒鳴り合いと米報道 訪米中のイタリア首相にも聞こえる距離で

2025/04/24
更新: 2025/04/24

トランプ米政権のベッセント財務長官と政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスク氏が、省庁人事をめぐって怒鳴り合いの口論をしたと、米メディアが報じた。

米ニュースサイト「アクシオス」によると、17日のホワイトハウス内で、米内国歳入庁(IRS)の長官代理を巡り、マスク氏が独自の候補者(ゲイリー・シャプレー氏)を就任させようとしたことに、管轄官庁である財務省のベッセント氏が激怒したと言う。

ベッセント氏は、マイケル・フォークエンダー財務副長官を長官代理に任命したいと考えていて、双方の口論は激しさを増し、温厚で知られるベッセント氏が罵倒する言葉を発し、マスク氏も応戦したと言う。

第三者が二人の間に割って入り、二人を引き離した。口論は、当時ホワイトハウスを訪問していたイタリアのメローニ首相の耳にも届く距離で起こった。

アクシオスによると、目撃者は「本当に大声だったよ」「暴力行為はなかった」と語っている。また、「正しいか間違っているかの争いではなかった。支配権をめぐる争いだった」とも語った。

騒動の後、ベッセント氏が推すマイケル・フォークエンダー財務副長官が長官代理に就任した。

23日、ホワイトハウスのレビット報道官は、マスク氏とベッセント氏の激しい口論について、「大統領のスタッフや閣僚の間で意見の相違があるのは当然のことで、それは健全な議論のプロセスの一部だと考えている」と否定せずだ。

マスク氏とベッセント氏が今後和解できるかは分からない状況だと言う。