ロシアによる侵攻 中国の「一帯一路」政策への悪影響

ロシアのウクライナ侵攻により、中国政府の展望にひびが入った。ウクライナに侵攻したウラジーミル・プーチン露政権への非難表明を躊躇し、国内批判に関してロシアを擁護した中国は、野心的な「一帯一路」インフラ政策の下でこれまでに貿

北朝鮮への対応について日米韓がハワイで外相会談を実施

北朝鮮の一連のミサイル発射実験で幕を開けた2月中旬、アントニー・ブリンケン米国務長官がハワイで日本の外相と韓国の外交部長官と対面会談を実施し、核武装した北朝鮮によりもたらされる脅威について協議した。

連邦捜査局長官「中国からの脅威はかつてないほど露骨だ」

米国連邦捜査局(FBI)長官は1月下旬、中国政府が西側に押し付ける脅威は「これまで以上に露骨」かつ破壊的なものだと述べ、米国のアイデアとイノベーションを盗み、大規模なハッキング作戦を開始したとして同政府を

「キーン・エッジ22」演習が強固な日米同盟を強化

インド太平洋の課題に対処するには、「キーン・エッジ22」演習で示された強固な日米同盟の主要な側面について価値観を共有する国々が考察・行動し、革新的な作戦を行う必要がある。

米原子力潜水艦のグアム訪問 世界の安全保障への継続的関与示す

2022年1月中旬に米国領グアムを訪問した米海軍の弾道ミサイル潜水艦「USSネバダ」は、インド太平洋地域の同盟国およびパートナー国に対する米国の取り組みを強調するとともに、同オハイオ級潜水艦が世界規模で活動する能力と準備

ウクライナ国境沿いに大規模兵力を展開するロシア:インド太平洋との契約を喪失

ロシアがウクライナ国境への大規模な兵力展開を行なっている間に、ロシアから戦闘機を購入する契約を締結していたインドネシアが調達計画を正式に破棄すると発表した。これでロシア防衛産業は主要なインド太平洋諸国との取引を1つ失うこ

クーデターから1年 ミャンマーに追加制裁を科す米英加

ビルマ軍事クーデターにより権力を掌握した国軍が国を混乱に陥れた日から正確に1年を経た2月1日、カナダ、英国、米国がビルマに対して追加制裁を科したと発表した。

国内政策の失敗を尻目に、ミサイル開発に励む金正恩総書記

米国が発表したデータによると、北朝鮮は世界でも貧困度の高い国であるにも関わらず、国内総生産(GDP)の4分の1近くを軍事費に支出している。しかし、同国が保有する核兵器の正確な規模と強度は依然として不明である。

北京オリンピック開催間際:中国への圧力を国際社会に促す人権団体

中国政府によるウイグル人イスラム教徒、チベット人、香港市民等への迫害・弾圧の蔓延が物議を醸す中、2022年北京冬季オリンピックの開催を迎えた。これを機に中国に圧力をかけることを国際社会に促す複数の人権団体と元国連当局者が

美辞麗句とは裏腹な中国の兵器販売

2021年12月に開催された国連総会本会議において武器禁止などに関する決議案が採決されたにも関わらず、中国の企業や組織は安定を脅かす兵器の輸出を継続し、危険国家のミサイル計画への貢献を停止する気配がない。

提携強化を図る日米 新たな防衛協定を締結

アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は2022年1月上旬、日米の防衛協力体制の深化を目指し、2022年度から5年間の日本の同盟強靱化予算(旧称:思いやり予算/在日米軍駐留経費負担)に関する特別

報道の自由の弾圧が続く中、もう1つの香港の通信社が運営停止を発表

2021年12月下旬、民主派オンラインメディア「立場新聞」が香港警察・国家安全当局の家宅捜査を受け、上級編集者2人が「扇動出版物発行共謀」で逮捕された後に廃刊に追い込まれた事件を受け、定評ある香港のインターネットメディア

中国共産党に向けて「軍事的冒険主義」を警告 台湾総統が新年談話

元旦に総統府で新年の談話を発表した台湾の蔡英文総統は、中国共産党に向けて「軍事紛争は解決策にならない」と断言した。

インドが国内宇宙部門を拡大し、国際協力を推進

インド政府は宇宙分野の改革を進めており、国内の民間産業だけでなく海外企業との連携の促進を目指している。この改革は、インド宇宙研究機関(ISRO)および他国の対応機関と協力する伝統に基づき構築される。

インドネシアの女性グループが国防において重要な役割を果たす

インドネシア最大の女性団体の1つであるDharma Wanita Persatuan(DWP)は、22年間にわたりケムハンと呼ばれる国防省に関連する支部を維持してきた。

米国海軍とオーストラリア海軍が共同訓練を実施

2021年12月、米国海軍のカール・ヴィンソン空母打撃群は、オーストラリア海軍(RAN)およびオーストラリア空軍と戦闘原理をテストし改良するための共同訓練を実施した。

インド太平洋の平和と繁栄の鍵となるオーストラリアの強固なパートナーシップ

ピーター・ダットン(Peter Dutton)豪国防相は2021年12月上旬、インド太平洋地域が直面している数多くの課題を克服するには、オーストラリアと同地域の諸国間との協力体制を強化することが不可欠であると述べた。

安定性が脅かされる中、防衛強化を加速する日本

当局の発表や専門家の見解によると北朝鮮、中国、ロシアからの継続的な軍事挑発に直面している日本は、追加歳出を盛り込んだ補正予算案を閣議決定し、「敵基地攻撃能力」も含めた選択肢を排除せず現実的に議論する姿勢を取るなど、防衛能

<統合抑止>米国海兵隊と自衛隊が日本最大規模の二国間実動訓練を完了

米国海兵隊と陸上自衛隊(JGSDF)が実施していた日本史上最大規模の二国間実動訓練「レゾリュート・ドラゴン21」演習が2021年12月17日に終了した。 米国海兵隊の第3海兵師団と第3海兵遠征軍(3MEF)および陸自の東

チベット人の子供たちが自宅から連れ去られ、中国の寄宿学校に送られた=報告

チベット人権団体の新しい報告書が、チベット人の子供たちに対するチベット語と文化の教育機会を減らすために、チベットの中国当局が地域全体のチベット人の子供たちを親や家庭から隔離するための寄宿学校ネットワークを設立したと述べ

権利侵害への加担、米国が中国の無人航空機メーカーと他の複数企業を制裁

2021年12月中旬、中国の新疆ウイグル自治区におけるウイグル人少数派弾圧への加担または中国人民解放軍との関与を理由として、米国は無人航空機(ドローン)メーカーのDJI(大疆創新科技)を含む数十社の中

インド洋でマグロを不正に運搬している中国船を発見

報告書によると、中国のイカ漁船が、既に乱獲されているマグロを違法に捕獲するために幅広の網を使用していたことが記録されている。

「攻撃的」な中国への懸念に対して米国の関与を促すブリンケン米国務長官

米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は、2021年12月中旬に、中国の「侵略的行動」に対する懸念が増大している地域のパートナー諸国との間で、インド太平洋地域の同盟条約を深め、防衛と諜報活動

ロシアと中国の脅威に直面する中、日本は北部方面で演習を実施

2021年12月上旬、北海道のさわやかな冬空の中で大地を揺るがす轟音が響く。東北と北海道で一連の日米合同実動訓練が実施される中、陸上自衛隊(JGSDF)の北海道大演習場では多数の戦車と自衛隊員が参加する「令和3

報告書によると中国は最大300万人のウイグル人を拘束している

過去の調査結果を裏付けるアメリカ合衆国ホロコースト記念博物館の2021年11月の評価によると、中国はウイグル人やその他のチュルク系少数民族に対するジェノサイドを行ってい

攻撃が急増する中、フィリピンがサイバー防御を強化

急増するサイバー犯罪に対処することを目的として、フィリピン政府と民間部門はサイバー耐性の向上や訓練プログラムといった一連のサイバーセキュリティイニシアチブの実施に乗り出した。