[ソウル 24日 ロイター] - 韓国の国防省当局者は24日、ロイターに対し、同国と米国の空軍が12月4─8日に定期合同軍事演習「ビジラント・エース」を実施することを明らかにした。両国の当局者によると、演習にはステルス戦闘機「F22ラプター」6機のほか、最新鋭ステルス戦闘機「F35」も参加する。 米韓の合同軍事演習は、有事の防衛を想定し、定期的に行われている。 米第7空軍の発表文によると、演習
[ハラレ 24日 ロイター] - アフリカ南部ジンバブエの次期大統領に就任するムナンガグワ前第1副大統領は、辞任したムガベ大統領に対して、ムガベ氏とその家族が国内のとどまり身の安全が保証されることを確約した。国営メディアが24日に報じた。 国外に逃れていたムナンガグワ氏は、今週帰国してから初めてムガベ氏と会談した。 ムナンガグワ氏はこの日、大統領に就任する。国営のヘラルド紙によると、ムガベ氏は
[ベルリン 24日 ロイター] - 3党連立協議が決裂したドイツで、第2党のドイツ社会民主党(SPD)幹部は24日、政治停滞を回避するため、他の政党と協議をする用意があると明らかにした。 SPDのHubertus Heil氏は、数時間に及ぶSPD指導部会合の後に記者団に対して「SPDは、協議は全くしないとは言わない」と語った。 同氏は、どの政党と交渉するか具体的には明らかにしなかった。また、
[ドバイ 24日 ロイター] - サウジアラビア当局が汚職容疑で拘束したおよそ200人の王族や実業家について、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は財産放棄と引き換えに釈放することに大半が同意していると明らかにした。 ムハンマド氏は米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで「われわれが保有するファイルを見せたとたんに約95%が(現金や企業の株式を国庫に納めることに)応じる」と語った。 不正に蓄
[台北 24日 ロイター] - 台湾主計処は24日、2017年の域内総生産(GDP)伸び率見通しを8月時点の2.11%から2.58%へ引き上げた。台湾経済は予想を上回る輸出がけん引し好調を維持している。 上方修正は今年3回目。2018年の見通しも2.27%から2.29%へ小幅に引き上げた。 同時に公表した第3・四半期のGDP改定値は前年比3.10%増となった。速報値は3.11%増だった。
[ドバイ 24日 ロイター] - サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙とのインタビューで、イランの最高指導者アリー・ハメネイ師について「中東の新たなヒトラーだ」と述べた。 皇太子は「欧州での出来事を中東でも繰り返すような新たなヒトラーは必要ない」と語った。 *人名表記を修正して再送しました。
[ソウル 24日 ロイター] - 韓国の聯合ニュースによると、南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で先週、北朝鮮軍兵士が韓国に亡命した事件を受けて、北朝鮮がJSAの警備兵35─40人を交代させた。 情報当局者の話として報じた。 また、22日午前にJSAを訪れた外交関係者によると、亡命事件が発生した現場では、北朝鮮の作業員5人が深い塹壕を掘っている姿が目撃された。 一方、
[ダブリン 23日 ロイター] - 英・北アイルランドとの国境問題が英国の欧州連合(EU)離脱交渉で一つの鍵となっているアイルランドが、政権崩壊の危機に陥っている。少数与党の統一アイルランド党に閣外協力する第2党の共和党が、フィッツジェラルド副首相に対する不信任案を提出する構えを示したためだ。 EU離脱交渉の通商協議入りを判断する12月14─15日のEU首脳会議(サミット)では、アイルランドと北
[シドニー 23日 ロイター] - オーストラリア政府は23日、外交政策白書を発表し、米国にアジア地域で強い存在感を示し、「同じ考えを持つ」関係国との連携を深めるよう求めた。また中国の影響力拡大について警戒を示した。 政府は115ページにわたる白書で、米国がより閉鎖的な姿勢を取れば、「ルールに基づく世界秩序」のリベラルな性質に悪影響を及ぼすと指摘。「オーストラリアは、世界で最も豊かで革新的かつ
[チューリヒ 23日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は23日、ビットコインなどの仮想通貨に慎重とした上で、現時点では通貨というよりも投資の対象としてみていると述べた。 総裁は「各中銀ともこの件について非常に力を入れて取り組んでいる。通貨というよりも投資の対象としてみている」と指摘。 その上で「技術が問題なのではなく、誰がどのような形で中銀のマネー
Josh Smith Hyonhee Shin [ソウル 17日 ロイター] - 南北軍事境界線上にある板門店から韓国に亡命した際に重傷を負った北朝鮮兵士の体内から発見された寄生虫は、孤立する北朝鮮を長年苦しめている栄養不足や衛生面の問題を露呈した、と専門家は指摘する。 亡命の際に銃撃され、重傷を負った脱北兵士の手術を行ったLee Cook-jong医師は15日、兵士の命を救うため行われた一連
[北京 23日 ロイター] - 中国税関総署によると、10月の中国と北朝鮮の貿易総額は3億3490万ドルと2月以来の低水準を記録した。国連安全保障理事会の制裁により北朝鮮の貿易が圧迫されていることが示された。 貿易総額は前月比約20%減少した。前年同月は5億2520万ドルだった。 10月の北朝鮮からの輸入は9075万ドルと前月の1億4580万ドルから大幅に縮小し、比較可能な2014年1月以来の
[23日 ロイター] - 韓国の文在寅大統領が来月訪中し、習近平国家主席と会談する。 米迎撃ミサイル、THAAD(サード)の韓国配備を巡って冷え込んだ両国関係の修復を図る。韓国外務省が23日、明らかにした。
[ソウル 21日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の最側近である崔竜海党副委員の命令で、同じく最側近の1人と見られていた黄炳瑞・朝鮮人民軍総政治局長が何らかの罪で処罰されたと見られている。 北朝鮮が9月に核実験を行った際、崔氏とともに金氏の側に座る写真が記憶に新しい黄氏の処罰は、北朝鮮指導部内の亀裂を示す動きとして注目される。 処罰は韓国の情報機関、国家情報院の幹部らが報告
公衆衛生関係者の間では、ニューヨーク市は長年に及ぶ鉛中毒との戦いで、よく知られている。鉛は神経障害などを引き起こす可能性がある有害物質だ。 全米で禁止される18年も前の1960年に、同市は住宅における鉛含有塗料の使用を禁止。2004年の市条例では、6年以内に子どもの鉛中毒を「撲滅」するとの目標を
[ソウル 22日 ロイター] - 北朝鮮は、米国がテロ支援国家と再指定したことに「重大な挑発で攻撃的な侵害だ」と反発した。外務省報道官は朝鮮中央通信のインタビューで、トランプ政権によるテロ支援国家指定は「恥ずべき行為」で、北朝鮮のテロ行為への関与を否定した。
[ハラレ 22日 ロイター] - ジンバブエのムナンガグワ前第1副大統領は、ムガベ大統領が辞任したことを受け、24日に次期大統領に就任する。国営ZBCが22日に伝えた。 ムガベ氏に解任された後、2週間前に国外に逃れたムナンガグワ氏は、間もなく帰国する予定という。
[ベルリン 22日 ロイター] - 独ビルト紙の委託でINSAが実施した世論調査によると、連立協議決裂を受け、49.9%の国民が再選挙の実施が好ましいと考えていることが分かった。少数与党政権の樹立を支持する国民の割合は2割だった。 再選挙が実施される場合、メルケル首相が首相候補として再び選挙戦に臨むべきだと考える国民の割合は4割。一方、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)の別の候補が望
[ベルリン 21日 ロイター] - 独連立協議の決裂で政治空白が生まれる中、メルケル首相に近い2人の政界重鎮が21日、各党に対し、妥協して安定政権を樹立するよう呼びかけた。 メルケル氏の下で財務相を務めたショイブレ連邦議会(下院)議長は「欧州は行動できるドイツを必要としている。外国からの反応は欧州や世界のその他多くの国々がわれわれを待っていることを示している」と指摘。「任務は大きいが、解決不可能
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日、トランプ米大統領と電話会談を行い、シリア情勢などを巡り意見を交換した。プーチン氏はロシアを訪問したシリアのアサド大統領と会談しており、ロシア大統領府によるとプーチン氏はシリア問題を巡り政治的な解決策を模索することの重要性を強調した。 米ホワイトハウス当局者も、トランプ氏とプーチン氏が約1時間にわたり電話会談を行い、シリア情勢
[台北/北京 22日 ロイター] - 中国国際航空(エア・チャイナ)は、需要低迷を理由に、北京と北朝鮮の首都平壌を結ぶ便の運航を無期限で停止した。北朝鮮は核・ミサイル開発を巡り米国の制裁拡大に直面している。 エア・チャイナの北京の広報担当者は22日、ロイターに対し「事業が好調でない」ためフライトが停止されたと述べた。運航再開の時期についてはコメントを控えた
[ワシントン 21日 ロイター] - 米財務省は21日、商取引を通じ北朝鮮体制を支援してきたとされる中国と北朝鮮の13団体を新たに制裁の対象にすると発表した。 トランプ大統領は前日、北朝鮮をテロ支援国家に再指定し、北朝鮮に対する追加制裁を発動すると発表していた。 トランプ政権は北朝鮮に核・ミサイル開発を停止させるためには中朝間の貿易を制限することが鍵とみており、新たな制裁には米国のこうした狙
[メキシコ市 21日 ロイター] - 米国、カナダ、メキシコの3カ国がメキシコ市で開いている北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第5回会合は、見解の相違を埋められないまま終了する見通しが濃厚となっている。 21日は今回の会合が始まって7日目。再交渉会合は残りあと2ラウンドのみとなっており、予定通りに2018年3月までに合意が得られるか疑問が出ている。 カナダとメキシコは前月の第4回会合で米国
[メキシコ市 21日 ロイター] - 米国、カナダ、メキシコの3カ国がメキシコ市で開いた北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第5回会合は、重要項目で歩み寄ることなく21日に終了した。 3カ国は3月まで交渉を継続する意向を確認したが、米国が見直しの柱とする項目を巡って見解が対立したままとなる中、来春のメキシコ大統領選開始までの合意に向けて残された時間は限られている。 メキシコとカナダは、自動車
[ニューヨーク/ロンドン/カラカス 20日 ロイター] - ベネズエラ政府が対外債務再編を表明した当初は、多数の投資家の撤退につながった可能性がある。しかし一部の投資ファンドはこうした状況が投資の好機に結び付くと見込んでポートフォリオを維持し、買い増す例さえ見られる。 マドゥロ大統領が今月、約600億ドルの債務を再編する方針を発表すると債権者は動揺した。ただ大統領は当面は債務返済を続けるとも約束
[22日 ロイター] - 在ソウルの国連軍司令部(UNC)は22日、北朝鮮兵士1人の韓国亡命を巡り、北朝鮮が朝鮮戦争の休戦協定に違反したと指摘した。 UNCは、今月13日に兵士が南北軍事境界線を越えた際の映像を公開した。 UNCの担当者は会見で、朝鮮人民軍の複数の兵士が逃げる兵士に向けて発砲する間、追走していた別の兵士1人が数秒の間、軍事境界線を越えたと述べた。 担当者は「調査の結果、
[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米政権は20日、9月に公表した入国制限の完全な執行を認めるよう求め、連邦最高裁判所に上訴した。同措置を巡っては、カリフォルニア州の控訴裁が先に、一部の執行を認める判断を示している。 米政権は最高裁に対し、今回の入国制限は過去の入国規制措置とは手続きと内容がともに異なるとし、この相違点は「宗教上の敵意ではなく、国家安全保障や外交上の目的に基づく」規制
[ワシントン 20日 ロイター] - 米財務省は20日、イエメン紙幣の数億ドル相当の偽造に関与したとして複数の個人と企業に制裁を科した。イランの革命防衛隊の対外工作を担う「コッズ部隊」がこの偽札を活動資金に使っていたという。 財務省によると、制裁対象となった個人と企業からなる組織は、欧州の輸出規制をすり抜けて紙幣偽造で使う材料や機器を運んでいた。 トランプ米大統領は先月、イランの革命防衛隊を
[ジュネーブ 20日 ロイター] - 国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)は20日、北朝鮮の女性は教育や雇用機会を奪われており、しばしば、家庭内暴力や職場での性的暴行の被害に遭っているとの報告を公表した。 独立専門家で構成するCEDAWは、定例の検討作業として北朝鮮の記録を審査しており、特に、帰国した脱北女性が性的暴行や虐待を受けているとの懸念を表明した。 委員会によると、同国の女性は高等教育
[東京 21日 ロイター] - 西村康稔官房副長官は21日の閣議後会見で、米国が北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定したことについて、「北朝鮮への圧力を強化するものとして歓迎し、支持する」と述べた。 西村官房副長官は「引き続き米国と緊密に連携しながら、あらゆる手段を講じ、北朝鮮に対する圧力を最大限まで高め、政策を変えさせていく方針だ」と語った。 (石田仁志)