今月19日、北京、遼寧省、浙江省の3か所で、暴走車が市民を次々にはねる「事件」が同時多発的に起きた。死傷者は数十人に上るという。
広州市の路上で今月12日午前9時ごろ、暴走車が歩行者やバイクなど次々とはねるという、事故ではない「事件」が起きた。社会報復と見られている。
中国ではこの頃、自動車を凶器にして暴走させ、無差別に歩行者などを襲撃する「社会への報復」を意図したとみられるような凶悪事件が後を絶たない。
ここは中国の広東省。飲食店の屋外の席で、携帯電話を見ていた男性がいる。目が疲れたのか、携帯をテーブルに置いた瞬間、暴走車が突っ込んできた。
雲南省南部の紅河ハニ族イ族自治州蒙自市で19日昼頃、付近の自動車やバイク、歩行者を次々とはね飛ばす暴走車事件が起きた。社会報復事件とみられる。
13日昼ごろ、江蘇省塩城市の交差点で、乗用車が赤信号を2つも無視し、歩行者8人を無差別にはねる事件が発生した。社会報復事件とみられる。